楽しいを探して、分かち合って ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 4話『未知なるミチ』感想
楽しいですね……いや本当にアニガサキ楽しいんですよね。
まじで僕らにとって未知なる道というか、シリーズ見たことない人にとっては、勿論そうなんですけど、見たことある僕らにも、いえ僕らだからこそ知らない世界が続いてて、毎週楽しくて仕方ないですね。
3話を生き残ったからと思って油断してたら、どんどん面白い回がやってくるんだから、気抜くとこなんかないぞと、まだまだこれからなんだからなって感じですね。
さて今回はちょっと趣向を変えて頭に浮かんだワードに対して、つらつらと語っていく感じです。それではよろしくお願いします。
・部活っていいよね
突然なんですけど、虹ヶ咲ってめっちゃ部活らしくないですか???いえ、今までのシリーズが部活らしくなかったとかそうではなくて、今までに増して部活感増してるんですよね。
グループへ人が集まる、集めるというより、各々やりたいことがあって、同好会という場所にやってくる。
部室も、スクールアイドル同好会も、結局まっさらな入れ物で、そこにやってくる人たちが、色を足して彼女達の場所にしていく感じがいいんですね。
でそこに入る、それぞれのやりたいことも、出来ないことも、伸ばしたいこともそれぞれ違うんですけど、中須部長の言葉を借りるなら、どれも正解!だと思うんですよね。
体の柔らかさもそうですけど、やれることも、考え方も違うから、お互いに出来ないことを補完しあえたり、相手の良いところを吸収出来る。
ソロのスクールアイドルでも、部活という集団であることは大きな意味があると思うんです。
でもなによりこの同好会が素敵だと思うのは、愛さんの言う通り「みんな凄いやる気」なんですよね。彼女達が抱える熱なんです。
本来それぞれやりたいことが違うように、そこにかける熱量が違うのも仕方ないんですよね。情熱の違いで部活について行けなくなるとか、あると思うんですよ。
でもここにいる子たちは、それぞれ違ってても、やりたいことへ向かう熱が大きく燃えていることは共通してて、お互いがお互いを燃しあっているんですよね、それはまさしくライバルだなって。
ライバルなんて呼べる関係は、ただ生きてたらきっと出会えないんですけど、スクールアイドルという一つの舞台で、それぞれの形で切磋琢磨するから、出会える存在。そんな部活、何よりも素敵な場所だと思います。
・せつ菜ちゃん好き
いや推しが可愛いんですよ……
ステージに立ってる時は、私の大好きを聞いて!みんな見て!!ってくらいに全てを曝け出してるのに、ステージ外だと自分のこと褒められると、無防備で照れ照れなの可愛すぎるんですよね。
(なんだこの可愛い生き物??)
大好きを叫ぶスクールアイドルが、自分へ好意的な感情を向けられるのに慣れてないってのが、彼女の年相応さというか、優秀すぎるくらいな子が意外と褒められ慣れてないってのがね……好き
そして寝てる彼方さんを見つけるせつ菜ちゃん好きすぎる……
きっと前の同好会の時も、こんな風にそこら辺で寝てる彼方さんを見つけて起こしたり、寝てて部活に来ない彼方さんを探して叱ったりしてたのでしょうね……なんて愛おしい日常なんでしょうね……
でここを見た上で思い出して欲しいのは、さっきの恥ずかしがるせつ菜ちゃんを見る彼方さんですよ。
彼方さんせつ菜ちゃんにしっかりお世話になってて、自分でもその自覚はあるはずで、でもちゃんとお姉さんとしてせつ菜ちゃんをさり気なく見守ってるんです。
この世界はせつ菜ちゃんのこと見ててくれる人が沢山いて嬉しいなぁ……
後なにより大好きなアニメを語る姿が可愛すぎるんですよね……
(は??なんだこの世界一可愛い生き物??僕の推しですね。皆さんこの子の名前は優木せつ菜ですよ)
大好きを叫ぶって願いを持つ子の本領というか、目にハートのハイライトが入るの、彼女を救ったどこぞのツインテちゃんに似てますね。可愛い子であっても、語りたいこと語る時、オタクは早口になるのは万国共通なわけです。
(ここで語ってる自分を犠牲にして、マグマに飛び込もうとしたジャッカルを抱きしめるコスモス……コスモスの花言葉は少女の純真。前回見たような気がしますねぇ)
でもアニメ好きなんだねって言われて、しゅんって一気に萎れるのを見ると、やはり彼女の中にある大好きを語ることの難しさや、負ってきた傷を感じずにはいられません。
前回もそうでしたが、誰がやめろと言ったわけでもないのに、大好きを語る自分にブレーキをかけてしまう姿は、彼女が負ってきた傷が見えるようで心苦しいですね。
でもそんなせつ菜ちゃんの大好きを語る姿を、大好きとか、楽しそうって受け入れてくれる優しい人たちがいて、彼女は同好会にずっと救われてて、やっぱり同好会に戻ってよかったって心から思います。
やっぱり笑顔の君が大好きだよ……
・新しい楽しいへ
新しい一歩、未知なる道への一歩って、不安が伴う始まりだと思うんですよね。
ソロアイドル、やりたいことがぶつかり合うほど、確たる信念がある彼女達だから取れる道、けれど見たことない場所だから不安ばかり先行してしまう。
側から見たら、大したことないたった一歩かもしれません、けど本人達にとっては途方もなく、何よりも長い一歩だと思うんです。
変化を求めること、新しいことをやること、これからに期待してるけれど、地図にも示されてない道を進む不安は痛いほど共感出来ます。
でもその先にこそ、新しい楽しいって待ってるんですよね。
これは隙あらば自分語りになっちゃうんですけど、僕が今やってるこのブログも、いえ虹ヶ咲に触れることだって、もっと言えばラブライブに触れることすら、最初は完全に未知なる道で、中々踏み出せない一歩でした。
でも踏み出してみたらこれがどうしようもなく楽しくて、更に新しい出会いもあって、未知なる道はどんどん先へ伸びていって、好きがさらに広がる世界が待っていたんです。
多分そんな世界を求めて続けて、知らない道を進むということを、愛さんはずっとやってきたはずなんですよ。
今回は一人っていう未知に押されましたけど、結局は彼女がやってきた、ただ楽しいを求めて、知らない世界に飛び込み続ける。
歩夢ちゃんが、侑ちゃんがいたからこそ踏み出せたように、誰かに背中を押してもらって、ようやく一歩が歩める人もいる。誰もが1人で進めるわけではない。
だから楽しいことが好きで、楽しいを分かち合いたくて、兎に角飛び込んでみせる姿が、璃奈ちゃんに、同好会の子に影響を与えてないはずがありません。
楽しいことはやってくるものじゃなく、自分で進んで見つけ続けるもので、それって変化に他ならないと思います。
勿論新しいことに挑戦したり、新しいものを受け入れたり、そうやって変化するのが偉いとか、しないのが悪いとかそういう話ではないです。
ただ楽しいを見つけ続けたいなら動き続けるしかなくて、それを選択するのも、進んだ先で楽しめるかも全部自分次第で、でもそうやって選んだ道の先には素晴らしい日々が待ってる筈です。
新しいをして、やれることが増えて成長すれば、昨日の自分より少し大きくなる、たった一歩でも世界はちょっと広がって、見えなかった楽しいを拾えるようになる。
それを繰り返す愛さんの目はキラキラ輝いて、彼女は楽しいを探す冒険をし続けている様です。
・誰かがいるなら、きっと分かち合える
同じものを見ても、人によって感じ方は違って、そこから生まれる理由も違う、それはこの物語が始まった時からずっと僕らに見せつけられてきたものです。
好き、可愛い、誰かが一番に優先することも、誰かにとって一番ではない。至極当たり前のこと。
そしてそれを譲れずぶつかって、相手の大切なものを傷つけてしまうこともある。
じゃあ僕らは好きも、可愛いも、楽しいも、僕らの中から生まれるものは、分かち合えないのかって言ったら、それは違うと思うんです。
楽しいや、好きも、その中身を覗いてしまえば、一人一人複雑な形をしているし、理解出来ないこともあるでしょう。
でも楽しいと感じた瞬間、その感情が生まれた瞬間は、誰もがシンプルな形しかしてないはずです。
このアニメの感想も、僕と同じような視点を持って、楽しんだ人はいないかもしれませんが、楽しかった!!面白い!!ただそれだけなら、多くの人と共有出来ると勝手に思ってます。
多分そんな単純な楽しいだけを、愛さんは共有してくれているんじゃないかなって思います。
愛 せっつーの熱い語り聞いてたら、楽しそうだなって思ったからさ!
せつ菜 …!楽しいですよ!
愛さんがせつ菜ちゃんと璃奈ちゃんが見てたアニメをチェックして、同じように熱くなるか、同じ場面で感動したりするかは分かりませんが。
見た後に楽しかった!ってそれだけは確かに分かち合ってる筈です。
・最高の我儘、最高の場所。
そんな楽しいを分かち合うこと、それは人と人との間にあるものだと思います。楽しいことをやるだけなら、一人でも出来るかもしれませんが。
いえ大好きを伝えることも、誰より可愛くあることも、一人ぼっちでは出来ないこと。ファンに届けるということが根底にあるなら、それは全て誰かと一緒にいるはずです。
でそれは全て勝手な事だと思うんです。やりたいという感情があるなら、誰かと分かち合うって行為も勝手なもの、でも最高の身勝手だと思うんです。
誰かに楽しんでもらうのが好き、自分が楽しむのが好き、と言ってるように愛さんの願いは、自分がそれを好きだから生まれたものですし、それをちゃんと分かっていると思います。
同好会にやってきたのも、みんなのやりたいこと全部回ったのも、体を柔らくするコツを教えるのも、全部自分がそうしたいからで、勝手にやっていることでしょう。
それはせつ菜ちゃんの言葉を借りれば我儘、言ってしまえば自己満足なのかもしれませんが、多分それでいいのです。
だって楽しいを求めて、共有しようとしてる子のお陰で、誰かのやれることが増えている、皆んなに笑顔が生まれている。こんなめちゃくちゃ暖かい我儘、間違いなはずがないです。
太陽は僕らが頼んだわけでもないのに、勝手に降り注いで、勝手に照らしてくれる。でそれを受け取った僕らは、暖かいとか、暑いとか、各々思ってるはずです。
勝手な思いを、受け取る側の思いを操作する事は出来なくて、結局好意的に受け取ってくれる人がいなければ、皆んなで楽しむって実現しなくて、だから皆んなを楽しませたいって思いと、楽しむ側がガッチリハマる場はまさに奇跡だと思います。
感情のやり取りは、自己満足なのかもしれませんが、誰かの思いを、誰かが好意的に受け取って、素敵な感情が生まれ、広がるなら、それ以上綺麗なことってないんだと思います。だから愛さんも、笑顔になった皆んなも大正解です。
愛さんが楽しいを求める姿、誰かを楽しませようとする姿、それを好意的に受け取る人達が一緒にいるって、なによりも素敵なことだと思いません?
そんな素敵な子達が、次々と見たことない道へ飛び込んでいく虹ヶ咲の物語。まだまだ始まったばかりですね……どんどんついて行きたいです。
次回は「今しかできないこと」
めちゃくちゃ本質的なタイトルに見えますが大丈夫ですか??????
これは次回も根性入れて楽しんで行きたいですね……それでは。
:画像出典 TVアニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 4話 未知なるミチより