スパボの掬い場

ラブライブ!への大好きを叫ぶ場所。

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【あと1日】未来の色、僕らの色。『Blue!』の彼方で。

 

みなさんお久しぶりです!スパボです!

 

実はこの記事が、2023年1発目の記事となります。

 

そして、11日間のブログリレーを締めくくる記事にもなります。

 

そう!来るべきA・ZU・NA 1stライブへ向けた、タグ企画#世界は青いはず』の、カウントダウン最終日です!

 

 

そして本日の楽曲は勿論、A・ZU・NA最後の1曲「Blue!」について。

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これは読んでくれるあなたにとって、勿論僕にとっても大切な曲です。

きっとライブが終わる頃には、もっと大切になっているでしょう。

 

ですので今回は、読んでくれているあなたが、この曲を「大切にするきっかけ」になれるような記事を目指して、書かせていただきました。

 

お題はBlue!が語る「青さ」と、未来について。

 

ここまで繋いでもらったバトンを、最高の形でライブに繋ぐ記事になっているはずです。

 

是非最後までよろしくお願いします!

 

 

未来の青さとは?

 

早速ですが、Blue!が歌う「青さ」って、ちょっと不思議に感じませんか?

 

特に虹ヶ咲の中では、珍しいんですけど「色を決めつけている」ような歌詞をしているんですよね。

 

「世界は"青い"から」

青い未来がある」

 

この世界は"青い"からなんて、言い切りの表現珍しくないですか?

 

色を決めず、どんな色でも当てはまるような歌詞をしてるのが、ラブライブ!ってイメージですよね。

 

例えば同じユニット3rdシングルであるQU4RTZのPASTELにも、「魔法の色」が登場しますが、こちらもそれがどんな色かは決めていません。

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(あえて決めるなら、全員の色が混ざり合った色…?)

 

だから初見では、余計Blue!の表現に戸惑いました。

 

でもこれは「未来の姿は青色だ!」と決めつけてるわけではないんですよね。

そこを説明するために、同じく「未来の色」について言及してる、Liella!の「この街でいまキミと」の歌詞を見てください。

未来の色はまだ ぼやけて見えやしない

この街でいまキミと

 

「解釈違いか??」ってなりますよね。

 

でもグループ感で意見が割れてるように見えても、これは解釈違い起こしてる訳ではないんです。

なぜなら、未来の色って言っても、この2曲が歌っているものはまったく別物だからです。

 

Liella!の歌った未来の色というのは、

「未来の自分たちの色」

そしてA・ZU・NAが歌う未来の青さとは、

「未来という概念の色」だからなんです。

 

例えばCheer for you!!の

「PINKに染まった頬 感知しました恋心」なんかも同じ表現です。

恋心のあり方は十人十色でも、"恋心"って概念はピンク色で判断できる。

 

それと同じで、"未来"という概念は青色ってことですね。

メンバーカラーみたいなものと言った方が、もっと分かりやすいでしょうか?

 

つまり"青"という色に、縛られているわけではないんです。

むしろ青色だからこそ、未来や世界は無限の可能性を有しているんです。

 

例えば僕の推しであるせつ菜ちゃんは、青空に「無限の広がり」を見出していました。

空の高さは自分次第で 自由に変えていけるんだって

LIKE IT! LOVE IT!

無限に広がる宇宙(そら)迷わず進もう

DIVE!

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そして『大好きの選択』を経たA・ZU・NAも、空には未来が無限に広がっていることを見出しました。

空を見上げてみて チョイスもミライも無限に広がっています

Infinty! Our wings!!

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つまり青色=限りない概念の象徴なんです。だから世界や未来は青色をしているんです。

 

そう考えるとここの歌詞も、自然と理解できませんか?

まっすぐに描く 未来図 それぞれの青さを

Blue!

それぞれの"青さ"=可能性にも種類がある(青って200色あんねん

人の数だけ可能性があるから、"それぞれの青さ"と歌っているんですね。

 

未来は決まってるわけじゃないから、想像の何倍も青い未来が、想像を超えて"今"になるんです。

 

②未来は明るい?暗い?

 

ここで皆さんに質問です。未来が"青い"って、どんなイメージを持ちますか?

 

煌びやかなイメージとか、明るいイメージ抱きますか?

 

僕は青さとは、不安も付き纏うと感じます。

なぜなら、未来は想像を超えてくるからこそ、不確定要素も多く持っているのです。

想像の何倍も 青い青い未来がある

深海も泳いで進め

Blue!

果てしなく続く未来は、深海のように先が見えなくて、まだ未開拓の場所ですよね。

 

無限の可能性を持っているからこそ、未来とは暗く見えないものだと思うんです。

それこそ未来の色は、ぼやけて見えないのと同じように。

 

「想像の何倍も青い」

「想像の将来を超えて」

いいように聞こえるけど、青さは必ずしもポジディブってわけじゃないんです。

 

希望も不安もセットなんだと思います。

 

だって未来は、ネガティブなものを連れてくるかもしれないから。

 

例えばアニガサキの歩夢ちゃんと、侑ちゃんの関係が分かりやすいですかね。

 

スクールアイドルを始めたから、想像もしなかった日常が手に入りました。

同時に歩夢ちゃんは、侑ちゃんの側にいればいい存在ではいられなくなりました。

 

それは、自分の夢を見つけた侑ちゃんも同じく。

歩夢 それって、私と一緒じゃなくなるってことでしょ!わかるよ!だって侑ちゃんがこんなこと言うの初めてだもん! 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 1期12話

きっと想像しなかった未来だけれど、彼女にとって進むには怖い未来でした。

でも私……私もう動けないよ……

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 1期12話

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未来の青さとは、時に歩みを止めさせるものかもしれません。

 

その恐怖はどこからくるんでしょう?先程話した、未来の不確定さからくる不安も理由のひとつです。

 

そして、僕が考えるもう一つの理由として、期待に胸を膨らませた分だけ、想像とは違う未来がきた時の苦しみが大きいから、ってのがあります。

 

夢が叶わない未来は特にそうでしょう。

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薫子さんは、自分が夢叶わず終わるなんて、想像していたでしょうか?

栞子は、憧れの姉が夢破れ、涙を流す未来を想像したでしょうか?

 

きっと違いますよね。

 

誰だって「夢が叶わない」って考えながら、夢を見たりしません。

想像を超えた未来とは、時に

「想像を打ち砕く未来」でもあると思います。

 

そんな未来があると知ってしまえば、誰だって足がすくむでしょう。

 

でもA・ZU・NAは「泳いで進め!」と歌う通り、既に覚悟が決まっているんですよね。

そしてBlue!以前の、2ndシングルの時から既に決意を固めているのが分かります。

Maze Town どんなに暗い場所だろうと
進み続ける まだ見ぬ未来を
大切なもの 壊さぬように

Maze Town 

彼女達は「暗い場所だろうと進む決意」をしています。

まだ見ぬ未来に、なにがあっても。

 

そこまでして未来に進む理由ってなんでしょう?

それは大切なものを、残し続けるためってのもあるかもしれません。

 

でももっと単純に、それぞれの夢や、大好きなことの為じゃないでしょうか?

始まったのなら 貫くのみです!

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 1期12話

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スクールアイドルは立ち止まらないんですよね。

 

不安もあるけれど、同じくらい未来に期待をしているから。

「進みたい」と思った気持ちを、閉じ込めてはいけないから。

 

そのために傷つくかもしれない道を、迷わず進んでいけるんだと思います。

期待は無限大 Beyond the Sea!!

ためしに行こうよ 見たことのない未来

Blue!

トキメキが、誰も知らない場所を進む勇気になるんです。

 

③永遠の繋がり

 

もうひとつ話したいのは、「僕らの青さ」についてです。

 

皆さんお気づきかもしれませんが、Blue!の曲中で気持ちの変化が起こっています。

「世界は青いはず」→「世界は青いかな」→「世界は青いから」と、確信めいたものになっていきますよね。

 

そして同じように変化している箇所が、もう一個あります。

それが「いけるよ僕の未来」→「探そう僕らだけのBlue!」です。僕個人から、"僕ら"になっていますね。

 

そして僕らだけのBlue!は、ここまで語った通り、僕らだけの「未来や世界」と考えてよさそうですね。

 

そして「いけるよ」→「探そう」とも変化しています。

ここは1人で完結する言葉から、みんなを伴う言葉に変化していると感じられますね。

 

なぜなら僕の未来は、自分だけで完結出来るからです。

 

進むも退くも、決めるのは自分次第なので、行こうと思えば「いける」んです。

 

でも"僕らの未来"は、自分だけで進められるものではありませんよね。

それぞれの物語を重ねた先にしかないんです。

まっすぐに描く未来図 それぞれの青さを

この円い世界で いつか重ね合わせよう

Blue!

また、それぞれの青さを重ねたもの=「みんなで叶える物語」でもあると思います。

 

だから「探そう」なんですよね。

「一緒に行こう!」というニュアンスが近いかもしれません。

 

ではなぜ、「青さ」を重ね合わせるのか?

それは「繋がりを永遠にするため」だと、僕は感じています。

 

皆さん分かっていると思いますが、この瞬間には必ず終わりが来ますよね。

スクールアイドルが、スクールアイドルでなくなる日がくるように。

僕らが交差点を渡り終えて、別々の道を行くように。

 

じゃあ限りある時間を、"永遠"にするにはどうすればいいのか?

そのために、僕らの"未来"を繋ぐのだと思います。

 

その鍵になるのが、アニメ虹ヶ咲2期13話で披露された、Future Paradeのステージにあります。

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ステージの両サイドに、鍵盤がそれぞれ果てしなく続く、螺旋階段のように連なっていますね。

膨らんでくどこまでだって 未来は果てしない

Future Parade

この螺旋それぞれが、誰もが持つ「果てしない未来」へ続く軌跡なんだと思います。

 

そして、螺旋って2つ結び合わせると、二重螺旋構造になりますよね?

 

そして二重螺旋になると、その連なりはメビウスの輪を描きます。

この構造は「永遠の繋がり」を意味しているのです。

 

同好会の1stライブで、少女達が見出したものは、繋がりの永遠だったのではないでしょうか?

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、ずっとあなたと一緒にいるよ!

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期13話より

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つまり「繋がり」とは、それぞれの道が重なって初めて永遠になるのです。

 

それはスクールアイドルと、スクールアイドルとが。

スクールアイドルとあなたとの物語が、重なった瞬間に。

 

「繋がる永遠」は、1人1人が持つ果てない未来が、重なった先に生まれるものなんです。

 

じゃあその未来を繋いでくれる楔ってなんだ?ってなりますよね。

それは"思い出"です。

 

その人と「過ごした瞬間があった」という事実は、時の流れに負けたりしません。

 

軌跡の上で決して消えない、2人の間だけにある永遠です。

今この時間(とき) の事を
人は永遠って呼ぶのかな たぶん
みんなと紡いだ想いはこれからも
繋がっていくから

永遠の一瞬 

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そしてその"永遠の瞬間"を作るのが、A・ZU・NAランドなのかな?とも、僕は感じます。

 

皆さんカウントダウン最初の記事で、こじまりさんが『Dream Land Dream World!』を通して、なんて語ったか覚えていますか?

遊園地に行った思い出はきっとなくならないから。

スクールアイドルを大好きになった想いはなくならないから。

誰よりもきっと、A・ZU・NAの3人がそう信じてるんだと、私は思います。

t.co

そう、スクールアイドルと過ごす時間も、抱いた想いも決して消えない「永遠」なんです。

 

2人で"永遠の一瞬"を共有することで、未来を重ねて、永遠の繋がりにする。

そして、果てなく続く未来に持っていく。

 

それが「未来図を重ねる」意図ではないでしょうか?

 

勿論、僕らの未来図を重ねられる確証は、どこにもないですよね。

出会いなんて謎だらけで、誰にもわからない訳ですから。

 

でも可能性は無限大です、なぜなら「世界は円い」から。

 

世界は円いから、別の場所で生きてきた僕らは巡り会えた。

出会いが持つ無限の可能性こそ、世界の"青さ"なんでしょう。

 

④重ねた"青さ"が未来になる

さてここで少しだけ、これから先の未来の話をしましょう。

 

ここまで話した通り、これからの未来は、僕ら1人1人の青さを重ねた先にあると思います。

 

「みんなで叶える物語」は、そうやって想像の何倍も青い未来を作ってきました。

 

楠木さんと歩いてきた今だって、想像の何倍も青いはずです。

こんな未来になるなんて、誰も思ってませんでした。

 

そして、こんな早く別れがくるとも思わなかった。

 

覚えてますか?この曲のリリース前日が、楠木さんの降板発表日だったこと。

正直色んな気持ちが溢れました。Blue!が語る未来があの時は真っ暗に見えました。

 

でも、楠木さんがいなくなることだって未来の"青さ"なんだと。

 

未来には希望も、絶望もなくて、ただ「見たことないものがくる」って意味しか持ってなくて。

 

何が起きるか分からない、深海のように真っ暗で予想がつかないのが未来なんですよね。

そしてこれからもそう。何が起こるか分からない。ある日また、別れが来るかもしれない。

 

でも今よりもっと、笑ってる未来だって来るかもしれない。

また楠木さんの青さと、僕らの青さが重なる日が来るかもしれない。

 

だってこの世界は"円い"のだから。

出会って、別れて、でもまた会えるかもしれないから。

 

そんなことあり得ないって思います?でも、あり得るかもしれない。

だって世界も、未来も青いのだから。

 

誰が想像できましたか?

東京ドーム、劇場版と盛り上がるAqoursの影に隠れてた虹ヶ咲が、これほど盛り上がるなんて。

 

誰が想像しましたか?ラブライブ!シリーズのイベントが途切れない日々を。

 

あなたは想像しましたか?ラブライブ!と出会って、変わった自分の姿を。

 

そうでしょう、いつだって

想像の何倍も青い未来を、

僕らは"いま"にしてきたから。

 

だから決して消えない"いま"と共に、

「繋がること信じ続けよう」

 

そう思えたら、先の見えない深海だって泳いで進んでいけるはずだから。

 

この青さの先にある未来へ、

一緒に行こう。

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▲本企画について

ここまでお付き合いくださった方ありがとうございます…!

 

ここからは少し、今回の企画について話させてください。

 

実はA・ZU・NA1stライブが発表された時点で、僕の頭にはなんとなく「こじまりさんと2人でなんかしたいな…」って考えがありました。

 

前々からせつ菜推しブロガーとして、凄く意識してる方だったので、最高の機会だなって思ったんです。

でも最初は2人だけでブログリレーする、くらいのこと考えてました。

 

でも11月の発表を受けて、「これをみんなの思い出にしたい」って、感じたんです。

 

そこから11人で、11曲を繋ぐカウントダウンを考えました。

個人的に、ブログのカウントダウンってのは、ずっとやりたかったことでもあるので、僕のやりたかったことがひとつ叶いました。

 

今回こじまりさんから始まって、10人の素敵なブロガーさん達が繋いでくれたバトンは、僕の消えない思い出になりました。

 

そしてもうひとつ、タグ企画には

多くの人と、この瞬間の悲しさも、

楽しさも、全て大切に刻みたいって気持ちを込めました。

 

僕は寂しさよりも、笑顔でいよう!とは思えません。

だってどうしようもなく楽しい瞬間だから、同じだけ寂しくなってしまう。

 

でも寂しさがあるから、楽しめないかって言ったらそうじゃないんです。

 

本当に寂しくてしょうがないけど、きっとライブは楽しめる。

ライブが終わった次の日以降も、寂しさを抱えながらも、楽しい瞬間は普通にやってくる。

 

どちらかしかないわけじゃなくて、どちらもある。

悲しみが消えるというなら 喜びだってそういうものだろう

HAPPY

人生はHAPPYと隣り合わせなんです。

 

悲しみがない!なんて嘘だけど、喜びが消えるなんてこともない。

悲しさがあったって、その中に喜びも楽しさも必ずあるんです。

 

泣くこともあるけど、それと同じくらい、それ以上に笑った"いま"があるから、これからも生きていける。

 

だから僕は、それを全部抱いていけるようにしたかったんです。

最高に楽しんで、最高に泣いて、最高に笑いたい

 

そんな瞬間を"永遠"にして、未来へ連れていきたい。

そんなライブにしましょう。

 

A・ZU・NA 1stライブまで、あと1日!