夢を歌うってこと。
夢が叶うとか、願いが叶うって歌うの、あなたはどう思いますか?
僕は今は好きです。
昔は「夢は叶うよ!なんて綺麗事だ!!」なんて擦れてた時期もありましたが。
大好きな人たちが、苦心しながら夢を追いかけて、そして僕らに叶えたよ!って所を見せてくれる。そんな姿があったから、夢って言葉が好きになれたのかも。
そして虹ヶ咲3rdライブ、夢の始まりで見たのはまさにそんな姿だったと思うんです。
大きな夢を叶えて、そしてまた次の夢を掲げてくれた皆んなの姿に、また熱くさせられました。
だから自分の中で、凄く納得したことがあるのです。
それはなんで夢を歌うのか、叶うよって歌うのかってこと。
今回はそれについて、少しだけお話しさせてください。
・夢を追うってこと
踏み出そうよ New Stage
きっと大丈夫だよ 誰より知ってる 願いは叶うよ
夢がここから始まるよ
多分、多くのあなたが感情になっていたであろう、「夢がここからはじまるよ」のワンフレーズですね。
あなたの為の歌を!という言葉と共に、客席にいる僕らを照らした照明、僕らと一緒に照らされる侑ちゃんと、矢野妃菜喜さん。
矢野さんの生演奏から、初めて"あなた"へ歌われる夢ここ。
村上さんがMCで仰ったように、"あなた"の解釈は無限大ですよね。
虹ヶ咲の皆んなから、侑ちゃんへ。
アニメの中の虹ヶ咲から、現実の虹ヶ咲へ。
虹ヶ咲から、会場にいるあなたへとか。
でも全部共通してるのは、切実なくらいの応援曲なんだろうなってことなんです。
皆さんが思う「夢を追うことの怖さ」ってなんだと思います?
僕は"一人なこと"だと思ってます。
夢を追いかける行為って、自分で選んでいくことなんですよね。
例えその道が間違っていても、上手くいかなくても、自分の選んだ道しか続いてない。夢を追うってそんな道を進むことなんです。
そしてどんな理由があろうと、その道を諦める選択をするのも自分だけ。
ソロでステージに立つことは、何が起ころうと自己責任なように、夢を行く道には自分の責任しか残らない。
そんな物全部背負っていくのが、夢を歩くってことだと思うんです。
広げた未来図 一緒にね
自由に描いて いたいけどね出会えた大好きなら
迷わずに走りだそう夢がここからはじまるよ
広げた未来図を一緒に描いていたい"けど"、その未来へ続く道は、一人で進む道なんです。
だからこそアニメの最終回にて、侑ちゃんが一人でピアノに向き合ったのは印象的でした。
そして、そんな一人で道を行くあなたの側にいられるものは、きっとあなたへ送った言葉であり、歌なんじゃないかとも思うんです。
もっともっと届け 熱い思い
エール!夢に向かうその背中へ夢がここからはじまるよ
隣にはいられない、けど困難な道を行く、あなたの背中を押すエールになるように。そんな思いが「叶うよ」って言葉には込められてるんじゃないかなって。
同好会のみんなが、一人でステージに向かう仲間を支え合うように。
day2公演、弾き始めが分からなくなった矢野さんの背中を押したのは、離れた場所にいた大西さんの"頑張れ"だったように。
ライブが終わり、日常へ帰り、また夢へ向かっていくあなたの背中を、思い出や歌がふとした瞬間押すように。
歌や言葉ってのは、離れていても側にあるものなんだなって。
夢は叶わなければ、ずっと自分の中に傷として残るかもしれない、追ってきた道を後悔するかもしれない。
そして多分それを皆んなどこかで分かってるから、夢が叶うってことは"綺麗な事"なのかもしれない。
でも大好きな夢を叶えた人達が、叶うよって強いエールを歌ってくれることで、そんな綺麗な事を信じたいと思わせてくれる。
夢が始まる全ての人への、なによりも頼もしい『大丈夫』だって確信を持って言えるんです。
・夢を歌うってこと
そして夢の始まりは、夢が叶ったはずの虹ヶ咲にも訪れてましたね。
今までの虹ヶ咲にとって、渇望するほどの大きな夢と言ったら、やはりアニメ化でドーム公演だったのかなと思います。
だから虹ヶ咲が、ずっと追いかけてきた虹には、もうとっくに辿り着いたと思うんです。
叶った夢は、もう見ることは出来ない夢ですよね。だって叶ったら夢じゃなくて、現実になるんですから。
だから同じ虹を再び見ることはないんだと思います。
でもそんな夢を叶えた3rdライブで、虹ヶ咲は「虹が待ってるよ」と歌いました。
そして大西さんが叫んだ大きな夢と、4thライブとテレビアニメ二期決定のお知らせ。
虹ヶ咲はまた、新しい虹を追いかけようとしています。
それは同時に、新しい"あなたと叶える物語"の始まりになったと思います。
それが僕は嬉しかったんです。
僕はラブライブ!ってコンテンツは、スクールアイドルが夢を追っていないと、一緒にいられないものだと思ってます。
それは僕がμ'sの「みんなと叶える物語」の中にいられなかったからこそ、夢を共に追うことが出来なかったからこそ、どうしても思ってしまうことです。
夢が終わったら、もう一緒にいられないかもしれないって、Aqoursや虹ヶ咲を自分なりにちゃんと追ってきたのは、そんな怖さもあったのかもしれません。
だからスクールアイドルが新しい夢を見るたび、それが今までの夢と形が違っても、また一緒にいられることが嬉しくて、それを虹ヶ咲を見せてくれたことに感謝しかないです。
そして3rdライブで見せてくれた"夢の始まり"を通して、一つ確信に変わったんです。
スクールアイドルが夢を歌うってことは「また会えるよ」って約束なんだなって。
夢見る限り、何度だって一緒に走れるってことなんだと。
虹ヶ咲が見る次の虹、それはまたずっと先にあるのか、それとも案外早く辿り着くのかは分かりませんが。
叶った夢の先でも、また次の夢を虹ヶ咲はきっと見続けてくれるんじゃないかって、そんなことを思わせてくれた最高のライブでした。
本当に二期とか、4thライブとか決まってるだけでも楽しいこと沢山待ってますね……そんな楽しいことに向けて僕もまた楽しいこと、色々やって行けたらなって思ってます。
なんかここまできて言葉が上手くまとまらなくなっちゃって、本当に申し訳ないんですけど、兎に角これだけは最後に言わせてください。
3rdライブさいっっこうに楽しかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉ!!!!!!!!!
本当に虹ヶ咲ありがとう。新しい夢をありがとう。また夢見ていこう。