スパボの掬い場

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本気と覚悟と ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 9話『仲間でライバル』

突然なんですけど、僕本気って怖いものだと思うんです。

 

いや、本気で物事に取り込むことは素敵なことで、そんな姿を見せてくれる人達のことはもちろん好きです。

 

でも自分自身が本気になることって怖いんですよ、本気でやっても大した結果得られなかったり、他者との実力差をより実感したり。

適当にやってれば、どんな結果も、ヘラヘラしながら逃げられますけど、本気から生まれた結果からはどこにも逃げ場がなくて、それがどうしようもなく辛いんですよね。

 

それを知りながら、何度も本気になる人ってすごいし、本気の人は輝いて見えるんですよね。

 

 

・一緒に歩む

自分の弱さを良しとしてくれた場所、でも果林さんにとっては、それだけの場所じゃないんですよね。

 

モデルでもスクールアイドルでも、トップを取ってみせる、そんな野望を提げ同好会に入ってきたんですから。

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モデルじゃなくて、スクールアイドルの方なのね。

生徒に声を掛けられるのに慣れてるはずの果林さんが、スクールアイドルとして声を掛けられたことを、喜んでるのめちゃくちゃ良いですよね。

 

モデルとしてある程度、名を上げているのに、スクールアイドルとしてはまだまだ挑戦者で、小さくても確実に上がっている人気に喜び溢れるのが、最高に初々しくていいですよね……(青春だ)

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(ただ人気が上がってる中で、正体がバレるとマズイ子が若干名。)(というか隠すまでもなく絶対バレてる)

 

それは他のメンバーも同じで、璃奈ちゃんから始まったライブや、コツコツあげてたpv、みんなの本気が実を結んでいて、確実に同好会が成長してます。

 

同好会って、皆んな等しくスクールアイドルレベル1からスタートしてて、それぞれの行きたい方向にレベルアップしてるなって思うんです。

 

勿論それぞれ、今まで培ってきたこと、得意なことが違うのでレベルの上がり方もまちまちなんです。

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でもせつ菜ちゃん含め、皆んなお互いの歩みを比べながら切磋琢磨して、躓いた時は助けに行ける。そういうのライバルって言うと思うんですけど、それを多分皆んな自然にやってるから、自覚ないと思うんですよね。(優しすぎかよ)

 

そんな関係を果林さんは、誰よりも客観的に見てたというか。だからこそ、彼女にとって弱さを受け入れてくれた人達であり、ライバルだって認識してるんだろうなって思いますね。

 

・ライバルだから

そうやって、ライバルだという自覚が誰よりもある果林さんだからこそ、尻込みしてるメンバーにもどかしさも感じていたと思います。

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ラブライブに出ないという、選択をしても、スクールアイドルを本気でやるなら、ましてソロアイドルという選択をしたなら、誰かが選ばれて、誰かは選ばれないことだってあるはずです。

 

本気でやることは、覚悟を問われることだと思います。

綾小路 でも、出来たばかりの同好会にとっては、悪い話ではないですよね?

本気でスクールアイドルをやっていて、名を上げたいと思うなら大きな舞台に立つことは最高のチャンス、そのために誰か一人選ばなければいけない。

 

勿論そんな舞台皆んな立ちたいです。本気でスクールアイドルやってるんだから。

 

でもフェスに出れるのは一人、それに出たいと主張し合うのは、皆んなと一つの枠を競うということ。

 

本気だからこそ、衝突することがあるのはもう皆んなよく分かっていて、それを恐れるから、やりたいという気持ちを遠慮してしまう。

 

でも果林さんだけは、みんなのことライバルと見て、高めあってると思うからこそ、ぶつかることの必然性を知ってると思うんです。

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果林 互いに遠慮しあった結果運頼み。そんなのでいいわけ?

せつ菜 ですが私たちは…

果林 衝突を怖がるのは分かるけど、それが足枷になるんじゃ意味ないわ。

強い言葉を使ってしまうのも、皆んなにそうあって欲しいと思うからですかね?

 

後、このシーン見て思うのが、せつ菜ちゃんのセリフに、食い気味に答えてるのが、より強くライバルとして意識してるからなのかなと感じさせます。

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スクールアイドルのグッズに、あなたのはないの?と聞くのも、せつ菜ちゃんが同好会の中でも頭ひとつ抜けた存在であり、自分が魅せられた存在だからと思うんです。

(遥ちゃんの存在身近すぎて忘れてたんですけど、藤黄や東雲のグッズが並んでいるの見ると、やっぱりこの2校とんでもない実力持ってる学校なんですよね。)

 

せつ菜ちゃんのステージが、果林さんのやってみたいって気持ちに、少なからず影響与えているでしょうし。

気持ちの始まりにいるせつ菜ちゃんは、果林さんがスクールアイドルという道を歩く時、松明のような存在かもしれません。

せつ菜 ないですよ!ちょっと悔しいですけどね。いつか私たちも、ここに並べるようになりたいです。

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そんなせつ菜が衝突を恐れて、萎縮してるのかと心配したでしょうし、ちゃんとスクールアイドルとして、本気で高いところを目指してる気持ちが伝わってきて、安心したのかもしれません。

 

・本気系スクールアイドル

果林 努力しなきゃ、ライバルに追いつけないからね…あなたたちのことよ。

 

なんていうか、手を抜けないのよ。折角部活に入ったんだから、楽しみたいって気持ちもあるんだけど…だから昨日は言い過ぎたかもしれないわ。ごめんなさい。

熱い思いを持ってるからこそ、口に出てしまった言葉を、謝罪する果林さん。

 

本気から生まれた考えを言いすぎたと、否定しまうのは、果林さんだって大切な人達と、好んで衝突することを、望んでないからだと思います。

 

でもそれで果林さんの本気が臆してしまうのは、悲しいですよね。

 

そんな時果林さんの本気を肯定するのが、同じく本気だった故に、空回りしたことを知るせつ菜ちゃんなの好きすぎるんですよね。

せつ菜 果林さんの本気は全員に届いてるはずですから。私たち同好会が、次のステップに進むために必要なことだと思うんです。

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せつ菜ちゃんは、その熱さからは意外なくらい、臆病な一面も持っています。

同好会のみんなに迷惑をかけたことから、一度はスクールアイドルを辞めましたし、今度も衝突を恐れ、消極的になっていました。

 

でもだからこそ、他人の本気を、大切に出来る存在だと思うのです。

 

璃奈ちゃんの時もそうでしたが、この子は自分が本気なだけじゃなく、他人の本気も汲み取れるスクールアイドルだと思います。

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璃奈 今回は、出来ないからやらないは、なしだから。

せつ菜 ふふっ了解です。

本気でやることの素晴らしさも、本気であり続ける難しさも、身を持って体感して、それでもスクールアイドルに全力なせつ菜ちゃんだから、他人の本気を肯定出来る存在なのだと思います。

 

皆んなより先にいるのに、誰より全力で、他の人の全力も汲んであげられる、本気系スクールアイドル。

 

いやっ優木せつ菜ってスクールアイドル、素敵すぎませんか?

・ライバルで仲間

一人を選ぶことが、ソロアイドルとしての覚悟を問われることなら、フェスのステージに立つことも、同じだと思うんです。

スクールアイドルも出るんだ!

虹ヶ咲学園知ってる?

ううん知らない。

ねえそれよりさ、ミラージュ出るんだって!

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今までのステージと違って、スクールアイドル以外を目的に来る人達が溢れてる、それが音楽フェス。

 

同好会のエースとも言えるせつ菜よりも、人気のある藤黄や東雲でも、アウェーになる舞台で、パフォーマンスしなければいけない。それってとてつもなく高い壁だと思うんです。

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でもこの壁は、本気だからこそ現れる壁だと思うんです。

物事は本気であればあるほど、逃げられなくなるものです。それは、道の途中に立ち塞がる試練だって、同じだと思います。

 

一人でアウェーの場に立つというのは、ソロアイドルを選んだからこその試練。一人選ばれたからこその試練だと思います。それだけ、彼女たちの選んだ道は、薔薇道なんですよね。

 

そんな厳しい試練に折れそうになった時、勇気をくれるのは、同じ様な薔薇道を進む、優しい仲間たちしかいないと思うんです。

 

皆んなソロアイドルを本気でやってるから、一人で立つ人の気持ちはよく分かってる。そしてお互い本気で切磋琢磨してきたライバルだから、選ばれた一人の背中を、大丈夫だって押せる仲間になれるんです。

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ステージに立つときは一人、でもいつでも切磋琢磨してきた仲間が、背中を押して、見ていてくれるから一人じゃないんです。

 

どれだけシリーズの中でアウェーでも、諦めなかった虹ヶ咲だって、こうして進んできたのかもしれません。

 

・君を見つけた時から

日々の中で、変わらないものと変わっていくものに気づく瞬間とか、見つけるのが凄い好きなんですよね。だからつい、今回の侑ちゃんから、それを妄想してしまうんです。

 

あの頃から変わらず、侑ちゃんを走らせるのは、スクールアイドルが大好きで、応援したいそんな気持ちです。

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多くの音楽の中から、スクールアイドルを、多くのスクールアイドルからせつ菜ちゃんを見つけたその日から、ずっと応援者であることには変わりありません。

 

皆んなの良いところも、出来ないことも肯定する優しさも、あの頃から変わってないと思います。

 

でも、もうあの頃のように、何も知らずにただ応援したいと思ってるわけじゃないと思うんです。

 

今侑ちゃんは、本気で夢へ向かっていく人達を、誰よりも近くでその目で見ています。夢を追う故の衝突も、本気だからこそ逃げられない問題も、知ったはずです。

侑 やっぱり難しいのかな、夢追いかけるのって。

アイドルやるって、そういうことでしょ?

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少なくとも何も知らないまま、どこか悟ったように語った少女は、もういないでしょう。

 

なら、スクールアイドルを見て、彼女の中に生まれるものだって変わってるはずです。いえトキメキはずっと生まれていて、でもそれだけではないとも思えるんです。

 

大きなステージに立ち、無数の輝きに包まれる、メンバーを見て、侑ちゃんがトキメキと口に出さないのは、それだけじゃないからでしょうか?それとも、まだ言葉に出来ない、それ以上の何かを見つけたのでしょうか?

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自分のトキメキだけじゃなく、自分と同じようにハジマリのトキメキを貰った人達に、目が行くのも、ただ応援する人だけの人ではないからでしょうか?

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その変化が高咲侑にとって、いいことなのか悪いことなのか、それを決めれるのは、きっとこれからの侑ちゃんだけでしょう。

 

でも一つ思うのは、自分の中から生まれる、あの頃と少し違うものに、侑ちゃんはドキドキしてるのかもしれませんね。

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・スクールアイドルという音楽

さてここからは、番外編というか、少し本編から離れた妄想かもですが、書きたかったので書き留めさせてください。

 

虹ヶ咲が今回呼ばれたDIVER FES、本当に色んな音楽集まってるんですよね。でそのジャンル見てて思ったんですけど。

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アニソンとスクールアイドルの枠分かれてるんですよ!!スクールアイドルってアニソンじゃないんですか!!!???

 

いやまぁそれはこっちの世界の話で、あっちの世界ではスクールアイドルはスクールアイドルって、当たり前なんですけど。(だとしてもスクールアイドルがアニソンじゃないの、凄い違和感ありますね。)

 

いやさらっと当たり前って言いましたけど、凄いことだと思うんですよ。プロのアイドルとはまた違う、マチュア音楽が、フェスに呼ばれるほどのジャンルとして確立されてるのが。

 

ここまでスクールアイドルの物語を見てきた皆さんなら分かると思うんですが、スクールアイドルの音楽って幅広いですよね。

 

王道のアイドルソングだけじゃなく、ロック、メタル、EDMとか色んなジャンルが集まった音楽で、これと言った形はなくて自由、それが一つの魅力なんです。

 

でも、それって昨今のアイドルも似たようなもので、じゃあプロのアイドルと、明確にジャンル分けられる理由ってなんだって言ったら、高校野球みたいなものなのかなって。

 

それが綾小路さんが、伝えたかったことの一つなのかなとも思ったりするんです。

 

ここからは今更僕が言うことでもないと思うんですけど、プロになったら、嫌な言い方すれば、売れる音楽が正解なんですよ。でその売れる音楽は、必ずしも自分のやりたいものじゃないと思うんです。

 

でもスクールアイドルは、青春を駆け抜ける歌は、売れなくても、許されるものだと思うんです。

 

プロじゃないからこそ、自分のやりたいこと、好きなことをやって全力で駆け抜けていく、等身大の女の子達の歌。

そんな歌が、あっちの世界で人の心を動かして、高く評価されてるのが、すごく嬉しいし、素敵なことだと思うんですよね。

 

勝つためのジャンル選びじゃなくて、皆んなそれぞれ好きな音楽持ち寄って、好きに歌って、踊る。

 

そんな青春の自由さがあるから、見る側も、ステージに立つ子が、どんなジャンルの曲で来るのかわからない、宝箱のようなワクワクが生まれ得るのかななんて思いますね。

 

・せつ菜というスクールアイドル

はい恒例のこのコーナーがやってきました。(まだ2回目)今週のせつ菜ちゃんのここ好きポイント。

 

いえ7話くらいから言ってるんですけど、せつ菜ちゃんが、名のあるスクールアイドルとしての片鱗を見せてるのが本当好きなんです。

 

7話のブログでも言及させていただきましたが、せつ菜ちゃんは、今の同好会の中では頭ひとつ抜けた存在で、それは1話から侑ちゃん始め、僕らも目の当たりにしてきたと思うんです。

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でも、同好会の中では凄いスクールアイドルっていうのは分かっていても、じゃあスクールアイドル全体で見たらどんなものなのか、っていう物差しがなかったんですよね。(スクスタにはμ'sやAqoursのような、大きすぎる物差ししかなかったから、測りにくい感じはありますね。)

 

それが徐々に作中内の、藤黄や東雲と言った、他のスクールアイドル達の立ち位置が、明かされてきたことによって、妄想の余地が増えてきたことが、ワクワクしかないんです。

このワクワクはバトル漫画とかスポーツ漫画で、キャラの力量が明かされた瞬間に似た感じですね。(あの人はアタッカー何位の実力だ!みたいな)(最近ワートリ読みました。)

 

で何が良いって、せつ菜ちゃんの作中での立ち位置が、本当に絶妙なんですよね。

 

ラブライブでの結果を期待されるほどの実力で、同好会の中では突出した存在だけど、藤黄や東雲のようにグッズが並ぶレベルには、届いてないくらい。

 

最初からレベル100じゃなくて、50とか60くらいって感覚なんですよね。

せつ菜 ですね。私も頑張らなきゃって思います。

かすみ せつ菜先輩はそれ以上頑張らなくてもいいですよ!

せつ菜 いえ!まだまだ頑張らないと!

かすみ えぇ!?それ以上頑張られると、かすみんの人気に影響が出ちゃうんです〜!

同好会の中で、他のメンバーに頑張らないでほしいって、言われるくらい一目置かれるせつ菜ちゃんも、まだみんなと一緒に成長途中なんですよね。

 

というかある程度レベルが高いからこそ、そこからレベルアップするための経験値だって多く必要で、だからこそ皆んなと同じ、いえ負けないくらい頑張らないといけないと思うんです。

 

レベルが高いからこその悩みというか、それ故に皆んなと一緒に歩けるというか、せつ菜ちゃんが歩みをやめない限り、一人ぼっちになることはないと思うんですよね。

 

いやっ…やっぱ優木せつ菜好きだ……

 

と垂れ流したい妄想垂れ流し切ったところで、今回は筆を置かせていただきます。最後までお付き合い頂きありがとうございます。

 

次回!お下げせつ菜ちゃん!!(合宿回)

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