スパボの掬い場

ラブライブ!への大好きを叫ぶ場所。

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大好きを抱きしめた日から ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 10話『夏、はじまる。』感想

皆さんこんにちはスパボです。

 

いやちょっとやられましたね……9話で個人回終わったので、10話から全員回だと油断してたら……実質せつ菜回でしたねやられたくまぁ……

 

個人的には、ここからめちゃくちゃ面白いと思ってて、9話かけて皆んなの夢を繋いできた真価が問われますね……

 

いや大袈裟なこと言ってますが、要は9話かけて個人回やってきて、残りの話数でどうやって纏めるのかめちゃくちゃ楽しみってことです。

 

さて、そんなワクワクに身を任せながら、10話記事いってみましょう。

 

 

 

・合宿回それはエモの始まり

皆さん合宿回ですよ!合宿回!

 

ラブライブの10話といったら、合宿回で、水着回で、クソエモ回ですよね。(現実の合宿も、非日常感に飲まれ普段言わないこと言っちゃったりして、クソエモになるの好きです。)

 

そんな合宿に必要なものって、言ったら海があって、皆んなで寝泊まりできる広さがあってって、それにおあつらえ向きなのは……

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まぁ虹ヶ咲学園しかないですよね。(クソ金持ちの先輩方ぁ……)

 

話それるんですけど。10話まで見て思ったのが、虹ヶ咲って、笑っちゃうくらいの金持ちがいないって言うか、リアルな経済格差感じるくらいのお金持ちはいるけど、石油王みたいな家庭はないって感じですよね。

 

閑話休題

 

そして合宿といえば、やっぱ野外で夕飯だってことで、夕食準備。そして当然のようにみんなバラバラなものを作るんですよね。

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ライブでやりたい事どころか、料理まで、見事に皆んな作ってるものバラバラで、でも皆んな相手の作ったもの認め合ってるの、虹ヶ咲の同好会らしいですのね。(一名サバトしてる子がいますけど、何も言えるはずないんですよね。)

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侑ちゃんがそんな皆んなのこと、微笑まに見守ってるんですけど、僕もまさに同じ気持ちなんですよ。(誰だお前)

 

こんなにバラバラなのに、仲良くて、お互いのこと認め合ってて、目指す場所が一致した瞬間嘘みたいに纏まれる。

 

こんなの見せられたら、皆んなで一つの歌を歌いたい!って気持ちになったら、この9人は最高の一曲を見せてくれるって確信しますよ。

 

でも今は皆んな、別々の好きなことに向きながら、スクールアイドルって同じ場所に立つことを選んでるんですよね。

 

でそんな場所のハジマリには、大好きを叫ぶ子がいるんです。

 

・大好きを叫び、大好きを受け止める。

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せつ菜 侑さんの言葉がなかったら、きっと大好きを叫べないまま、自分を押し殺して生きていました。だから、私の大好きを受け止めてくれてありがとう。

誰かのために、自分の大好きを封じ込めようとしたせつ菜ちゃんを救った、大好きだから幸せでいて欲しい、そんな侑ちゃんの言葉。

 

って言ったら大層なことに聞こえますけど、この二人の間にあるのは、本当に大好きって感情だけなのが好きなんですよね。

 

だって侑ちゃんの大好きは、せつ菜ちゃんの大好きがくれた物。

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せつ菜ちゃんが大好きだって気持ちから、同好会を復活させて、大好きな人の、大好きな歌を弾きたくて、楽器に手を出したり。一つの大好きって気持ちから、侑ちゃんの空は広がり続けてるんです。

 

ありがとうって言いたいのは、侑ちゃんも同じだって思うんですよね。

 

大好きを抱きしめ。

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大好きを受け止める。

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大好き、というか感情は、本来形がなくて触れないんですけど、せつ菜ちゃんは菜々ちゃんの大好きから現れたもので、侑ちゃんの大好きそのものなんですよね。その大好きに触れる行為に、どれだけの感謝が詰まってるんだろうなって。

 

でもきっと、感謝してるのは侑ちゃんだけじゃないですよね。

 

せつ菜ちゃんは、CHASE!を披露したステージを、けじめ、最後の我儘と称しました。

でもあの燃えるような、魂の叫びのようなステージを見て、侑ちゃんと歩夢ちゃんの物語が始まって、同好会を再始動させた。

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あのCHASE!がなくても、同好会は復活してたかもしれません。でもそこには、せつ菜ちゃんどころか、侑ちゃんも、歩夢ちゃんも、愛さん達だっていなかったでしょうし、部室の位置すら知られないままの、同好会だったかもしれない。

 

CHASE!は何と言われようと、皆んなのハジマリの歌で、どうしたって幕引きの歌になりはしないんです。

 

そして皆んながハジマリの歌にしてくれたから、不器用で、真面目で、大好きを叫びたいって願い続けた少女は、それぞれの大好きなことを、本気でやる仲間達に出会えた。

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そんな仲間たちに、菜々ちゃんの真面目さや頑固さも時に感謝されたり、上手くいなされたりして、全てを受け入れられながらスクールアイドルであり続ける今。

 

その今のハジマリに、侑ちゃんの言葉がある。

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せつ菜 あの、いつか侑さんの大好きが見つかったら、今度は私に応援させてください!

あなたのお陰って言いたいのは、きっとお互い様で、それを大好きを応援する形で、せつ菜ちゃんは返したいのかもしれないですけど、また侑ちゃんは、別の形で返そうとするかもしれませんね。(きっとおばあちゃんになっても、お互い返しきれてないんでしょうね)

 

そして、これは僕の妄想なんですが、せつ菜ちゃんは自身のことを、変身ヒーローみたいって言いますけど、侑ちゃんというか、同好会との関係は本当ヒーローと、その仲間みたいだと思うんですよね。

 

せつ菜ちゃんが、スクールアイドルがいたから、侑ちゃんの物語はハジマれて。

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侑 せっかく面白かったのに

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ときめくものに出会えず、変わらぬ日常の中で、ようやく見つけたスクールアイドルっていう輝き。自分を解き放ってくれた光。

(君を退屈から救いにきたんだ…)

 

そしてせつ菜ちゃんは、救った人に救われ、再び始まった。

 

そこからまた新しいハジマリを与え、もらった仲間達が、せつ菜ちゃんに掛け替えのない日々をくれる。

 

ヒーローって強いですけど、決して一人で全て解決出来るわけじゃなくて、自分より弱くても救ってくれる仲間がいて、お互い支え合ってくから、ヒーローの物語って成立するんですよね。

 

で僕は、ヒーローがやったことは、必ず報われるって信じています。

・大好きから生まれたもの

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侑 スクールアイドルが好きな皆んなのためのお祭り、スクールアイドルフェスティバル!

せつ菜ちゃんが我儘と言った、自分たちのための大好きから、生まれようとしているスクールアイドル好きのための夢。

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ラブライブ!のような大会ではなく、学校の垣根も越えた、スクールアイドルが大好きな人達のお祭り、また多くの大好きが生まれる場所。(せつ菜ちゃんが叫んだ大好きは、一体全体どこまで広がるんだって、心が熱くなってしょうがないですね。)

 

こんな大きな夢、ソロアイドルとして成長した、虹ヶ咲の同好会こそ選べる道だなって思うんです。

 

実力のないものが、覚悟のないものが、競争のない場所を望むのは、逃げかもしれません。

 

でも同好会の皆んなは、元から知名度のあるせつ菜ちゃんの名前に頼らず、それぞれのライブを成功させ、9人+1人の同好会の名前を上げてきました。それは藤黄や東雲を認めさせるくらい。

 

そして彼女達は、ソロアイドルを選んだ一つの原因でもあった、衝突すること、それぞれの色がぶつかり合うことを乗り換えた。

 

そして、バラバラでもスクールアイドルへの思いで、同好会に集まれる皆んなだから、一つの祭りを望めるんだと思います。

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そこでやりたいことは違っても、スクールアイドルフェスティバルって同じ方向に、心が向いてるんですよね。

どれだけバラバラでも、スクールアイドルへの思いで、確かに繋がった皆んなだから、それを知ってる侑ちゃんも、提案出来るんだと思います。

 

スクールアイドルという共通点だけ持つ少女達と、スクールアイドルが大好きって気持ちを持つ人達が集まって、知らなかったトキメキに出会ったり、みんなの心が強く響き合う場所。

 

そんな素晴らしい場所を、きっと僕らもう見たことあると思うんです。

 

学校も、シリーズすら違うスクールアイドル達が、年齢も、生まれた場所も、国すら違うようなファンが、スクールアイドルが、ラブライブ!が大好きだって気持ちを目標に集まった、奇跡みたいな場所。

 

そこには勝ち負けなんてなくて、ただラブライブ!の、スクールアイドルの素晴らしさと、大好きで溢れてる。

 

そしてライブ後に、知らなかったスクールアイドルを好きになったり、お互いに、好きなものを認め合ったりするのを見て心が暖かくなった場所。

 

もう一年前になろうとしてる、ラブライブ!フェスってそういうライブだったなって。

 

僕は3話感想の時、それぞれの大好きは我儘だって、言いました。だからあえてこう言います。僕はあのフェスのこと、最高の我儘が集まった、最高の場所だったって思います。

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だから、侑ちゃん達が考えたライブは、絶対最高のライブになるって確信してます。

 

でもそんな侑ちゃんが、皆んなが見る夢のような舞台に、取り残されてる子が一人。

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・君の一歩

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侑 スクールアイドルの夢…そっか。あの時歩夢が勇気を出してくれたおかげなんだ。

歩夢の夢を一緒に追いかけて、今の私がいる。

せつ菜ちゃんに出会い、侑ちゃんに灯った思い。

 

でもそれは、同好会が廃部になったことを知り、一度消えかけました。それを繋ぎ止めてくれたのが、歩夢ちゃんの夢と勇気です。

 

そして歩夢ちゃんが繋いだ侑ちゃんが、せつ菜ちゃんを救った。

 

せつ菜ちゃんの大好き、歩夢ちゃんの夢、二つとも侑ちゃんが探し続けたもので、どちらも侑ちゃんを今に繋いだものです。

 

どちらかが欠けては、今の侑ちゃんはなくて、だからCHASE!と同じくらい、歩夢ちゃんが差し出してくれた手は、侑ちゃんにとって大切なものだったはずです。

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侑 もちろん!いつだって私は歩夢の隣にいるよ

あの日の約束を、侑ちゃんは違えて無いと思います。いえ侑ちゃん自身は、ずっと歩夢の隣にいると思ってるはずです。

 

隣にどれだけ人が増えても、とんでもない夢を抱えても、侑ちゃんはちゃんと歩夢ちゃんの姿を見てきました。(いっつも可愛い可愛い言ってますしね)

 

それだけ歩夢ちゃんの夢を大切に思ってて、これが彼女なりの、一緒に夢を追っていることだとも思えるんです。

 

でも歩夢ちゃんには、そう思えてないのかなとも思います。

 

これは妄想なのですが、歩夢ちゃんにとっての隣で歩くというのは、どんな時も離れず、足並み揃えて歩いてくことなのかもしれません。

 

というか歩夢ちゃんと侑ちゃんは、ずっとそうして歩んできたのだと思います。

歩夢 で、でも!私たちもう二年生だし、二人で予備校通うって言ってたよね!

受験戦争に向けての対策も、足並み揃えて向かっていく。もしかしたら同じ大学に受かって、同じような進路を進んでいったかもしれません。

 

でもそれは、侑ちゃんに明確な行きたいと思う事道がなかったから、だとも思います。

 

侑ちゃん自身の能力は決して低くないと思います。ただ、必死に走ることがなかったから、トキメキを探して燻り続けた子だったから。それを自身でも知らなかったとも思います。 

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果林 にしても、侑ってほんとすごいこと考えるわね。

彼女は灯った情熱に身を任せ、歩夢ちゃんにとっての憧れすら、巻き込みながら走っていける人間です。そんな凄い所を、侑ちゃん自身は恐らく知りません。

 

隣にいる歩夢ちゃんと、歩幅を合わせながらやってきたからこそ、歩夢ちゃんも、自分も知らなかったのかもしれません。

 

対して歩夢ちゃんの歩幅って、そこまで大きくないんだと思います。

 

ただ侑ちゃんのように、情熱をエンジンにしてどこまでも駆け抜けていける子ではないんです。歩夢ちゃんは、侑ちゃんがいたからこそ、勇気を出して、スクールアイドルへの道を進めました。

歩夢 今はまだ、勇気も自信も、全然だから。これが精一杯。

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彼女の一歩目は、幼なじみにすらずっと隠してた、好きなものを打ち明けること。それは、ようやくスタートラインに届くくらいの一歩だったとも、思います。

 

自分に素直になりたい、その目標も、まだ幼なじみ相手にも素直になり切れない所を見る限り、まだまだ遠そうです。

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だから今は、二人の距離は少し離れてるかもしれません。

 

でも歩夢ちゃんは、ちゃんと侑ちゃんに離れずついていけると思うんです。だって、どんなに小さい一歩でも歩み続けられる子で、あの虹ヶ咲学園同好会のメンバーなんですから。

 

だから、見せてくれると思います。少しでも確かに成長し続ける、スクールアイドル歩夢の姿を。

 

・侑であり、あなた。

月並みの感想なんですけど、スクールアイドルフェスティバルとか、今までなかった、スクールアイドルの新しい祭りを考えちゃう辺り、本当侑ちゃんって輝いてんなって思うんです。

 

ここからの語りは、本当に自分語りと妄想が入りまくりですが、応援する側として見てきた景色があるからこそ、望める景色で、だから高咲侑って人間により共感というか、親近感が生まれるのはしょうがないんですよね。

 

でそれが生まれる、応援する側にしか見えない景色って、二つあると思うんです。

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花火は綺麗ですが、それをあげる側は花火を見ることが出来ません。

 

それはステージに立つスクールアイドルもそうです。

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せつ菜 侑さんからは、そんな風に見えてるんですね。

私たちに見えるのは、ステージからの景色だけですから。

なら色んな色のスクールアイドルが集まって、掛ける虹は、侑ちゃんにしか見えないものかもしれません。(勿論そんな虹を見て、トキめく人を一望出来るのは、虹を掛けるもの達の特権です。)

 

そして見る側のもう一つの特権は、虹を見たこちら側の人間に大切な感情が生まれる瞬間、そんな特別な景色に、近くで立ち会えることだと思うんです。

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僕はライブは色んなものを、貰いあう合う物だと思います。それはステージとファンは勿論、ファンとファンとだって。

 

そう思うのは、僕自身色んなものを、ライブを見届けた人達から貰ってきたからです。

 

Aqours4thライブの時のダブルアンコール、5thで皆んなで掛けた虹、ラブライブ!フェスで見た、新しいスクールアイドルとの出会い、かつて好きだったものとの再会、会場に溢れてたラブライブ!への大好き。

 

勿論綺麗なものばかりじゃないってのはわかってますが、それでもライブって、ステージだけじゃなくてそこらじゅうから、叫びたくなるような感情が、溢れてるんですよね。

 

さっき僕は、感情は形がないからって言ったんですけど、まさにライブには、抱きしめたくなるような瞬間と、大好きが溢れてて、だからライブ行くのは辞められないなって思うんです。

 

こんなこと言うのは傲慢かもしれませんが、前回侑ちゃんが、新しいトキメキに出会った人を見た時、そして今回観客の応援と、ステージが一つになる場所を望んだ時、僕らと同じような景色が見えてんだって、より強く思いました。

 

僕は一話の感想ブログで、侑ちゃんのことを、スクスタのあなたの代わりだと思ってたけど、一人の人間として認識したって言いました。

 

でも今、最初の頃とは少し違う意味で、侑ちゃんのことやっぱり"あなた"でもあるんだなって、言いたいと思います。

 

一人の人間として、同じく、スクールアイドルを応援する多くのあなたの一人として、侑ちゃんのこと大好きです。

 

さて、それでは今回はここら辺で筆を置きたいと思います。

 

歩夢ちゃんと侑ちゃんのいく先、楽しみですね。それではまた次回!