『夢がここからはじまるよ』のパート分けが好き。
ついさっき
#TOKIMEKI_Lyrics
とかいう「ソロ中心の虹ヶ咲」で全体曲のパート分けの話をするとかいうめちゃ面白いタグ見つけたので、突貫工事で便乗します。(えっ?お前スーパースター8話の感想どうしたのかって?それはまた別のお話……)
そしてタイトルに書いてある通り、全体曲のパート分けって言ったら、僕は夢ここが真っ先に思い浮かんだので、今回は夢ここの話しかしません!!残念だったなぁ!!(?)
あと僕は基本物語のオタクというか、アニメとかの物語があって、その物語を歌に投影するって受け取り方が大好きなので、基本的に「ストーリーでこうだったからこれが刺さる」みたいな語り方するので、それはご了承ください。
というわけで夢ここの、ここ好きだぁってところをつらつらと書いていきます!
Lyrics
まず僕が今回夢ここをピックアップするのは、自分の中でこの曲は「それぞれの色を出す」ってことを、強く感じられるからってのがあるんですよね。
パート分けって歌の分解の仕方は、そこを歌ってるメンバーの個性を見出す行為だと、僕は思うんですよね。
で、特に虹ヶ咲は普段ソロな分、『一つに纏まった時のそれぞれの個性の輝かせ方』みたいなのが、パート分けするとよく見えてくるので面白いですよね。
その中でも、夢ここって歌はアニメ内で「それぞれがやりたいこと」を追求したからこそソロという形へ辿り着き、そしてぶつかった壁が丁寧に描かれたからこそ、最終回全員で歌った時の「個性の出し方」ってのが際立つ歌だったんじゃないかなって思ってます。
なので僕はパート分けって言ったら、夢ここの話がしたいんすよね……
というわけで早速本編入らせて頂きます!どうぞ!!
アルバム
歩夢 心のアルバムに
はいまずここ、いやこれ何があれってアルバムってワードを歩夢ちゃんに歌わせてんのが罪なんですよ。
アルバムって大切な記憶を留めてくれる、記憶媒体じゃないですか。
でアニガサキ本編前の歩夢ちゃんにとって、それは侑ちゃんとの思い出ばかり詰まった代物だったと思うんですよね。
そんな歩夢ちゃんが「前に進むって、大切な物が増えていくってことなのかな?」って、周りにある大切なものを自覚出来たことで、仕舞っておきたい思い出が増えて、より彼女のアルバムは大きくなっていくのかな?って思うと、泣きです。
エマ 溢れてる思い出
でその続きを紡いでるのがエマさんなのもいいんすよね……
アルバムっていう記憶媒体が、大きな意味を持つのはエマさんもだなぁって僕思うんですよ。
だってエマさんはスクールアイドルとしての時間が終われば、お台場から遠く離れた故郷に帰ってしまうかもしれないじゃないですか。
そんな彼女にとって、記憶を閉じ込めたアルバムって、時間と距離がどれだけ離れても、いつだってみんなと駆け抜けた時間に連れ戻してくれる、アイテムの一つなんじゃないかなって。
そんなエマさんが、思い出が溢れてるって歌うの好きです。
自由
彼方 自由に描いて
はいここ……彼方さんが自由に描くって歌うのめっちゃいいですよね……
彼方さんがずっと探してた夢、増えていくやりたいこと、それを一緒に目指す仲間との時間。
そして守りたい遥ちゃんの幸せ、いくつもある大切なものの為、側から見たら無茶だって思うようなスケジュールでも苦にしない。
観客と寝ちゃうライブなんて存在するの?存在するんです。だってこれ全部彼方さんのやりたいことだから。
これってわがままだろうか?いや、自分に正直ってこと。
そんな夢の在り方だって、ライブがあったっていいじゃないかって思わせてくれるのが彼方さんだからこそ、「自由」って言葉を紡げるんすね。好き。
もしも
かすみ もしもひとりだったら
果林 キミとじゃなかったら
愛 みんなとだったから
やっここ……なんすよ多分みんな好き。俺も好き。
一人でも同好会を続けようとした中須後輩が、歩夢ちゃんと侑ちゃんに出会えなかったら?
せつ菜ちゃんを抜いた4人で、同好会は続けられたかもしれないけど、各々がやりたいことをやれるソロって形は見つけられなかったかもしれない。
最初は「朝香果林はそんなキャラじゃない」って言ってた果林さん、エマさんと一緒じゃなかったらスクールアイドルにはなれなかったかもしれない。
「誰かに楽しんでもらうことが好きで、自分が楽しむことが好き。」愛さんのそんな"楽しい"は、同好会やファンの皆んなとだから分かち合えたのかもしれない。
"今"ってのはそんな『もしかしたら』が繋がってるから、輝いてるのかもしれないですよね。そんな偶然のような、運命のような出会いの不思議さを感じられて好きです。
夢が広がる
せつ菜 夢が広がってくよ
見てる方は「出会えた大好きなら」じゃないの?って思うかもですが、僕はこっちのが好きなんですよ。
せつ菜ちゃんの歌ったCHASE!から、侑ちゃんと歩夢ちゃんがトキメキを受け取って始まった物語。
せつ菜ちゃんは、あの日のCHASE!を「幕切れ、最後のわがまま」と評しましたが、そんな歌から生まれた2人のトキメキが、かすみちゃんの心を動かして、同好会を復活させ、みんながそれぞれの夢を叶えながら、スクールアイドルフェスティバルという夢にたどり着いた。
そう考えると『夢が広がっていく』ってせつ菜ちゃんが歌えたことって、あの日のCHASE!を「みんなの夢の始まり」に昇華出来たことじゃないですか???最高に強くないですか????はい殿堂入り。
強くなる
1年生 高鳴ってく鼓動
強くね なれるんだよ
ここのパートですよ…ここ一年生組なんすね。
一年生組のアニメにおけるキーワードって「強くなる」だったと思うんですよね。
初めは自分と違う、せつ菜ちゃんのやり方を受け入れられなかったかすみちゃん。
でも歩夢ちゃんの「自分とは違う可愛さ」を見て、『色んな可愛いもかっこいいもいられる場所』を望めるようになったことで、自分とは違ったせつ菜先輩だって、いて良いんだと思えた。
自分とは違う在り方を認められる「強さ」。
どれだけパフォーマンスに磨きを掛けても、ずっと変わらない「表情を上手く出せない自分」がいる。
そんなどうしても気になる弱い所に最初は躓いたけど、そんな出来ないことも、出来ることで『スクールアイドルとしてのキャラ』に変えて見せた。
出来ないことがありながらも、今の自分に精一杯出来ることで、少しずつ前に進んでいく璃奈ちゃんの「強さ」。
「自分を曝け出したい」って思う自分がいても、自分を隠してる方が楽なんだと割り切って生きてきた自分が、怖いと叫んで目を逸らそうとする。
でもかすみちゃんの言葉をきっかけに、ずっと目を閉じて知らないふりをしてきた自分の弱い部分と向き合って、受け入れたしずくちゃんの「強さ」。
それぞれの弱さがあって、手に入れた強さがあって、そんな色も虹ヶ咲らしいなって感じれて僕はここが好きですね。
最後に
ここまでお付き合いくださりありがとうございました!
全部話してたらキリがないので、今回は一部抜粋ってことで切り抜かせて頂いたんですけど、やっぱパート分けってのはいいですね……
歌詞って紡がれることで、ようやく"歌"って一つの作品として完成するんですけど、こうしてたった一小節切り取るだけでも、実はそこに歌ってる人のバックボーンが込められていて、それだけでキャッチフレーズとして成立しそうな想いがありますよね。
勿論虹ヶ咲だけじゃなく、他のグループのパート分けも毎回「こんな想いが籠ってるんだろうな」って、唸ることは多々あるので、もっと色々楽しめそうですよね。
というわけで、これを見たあなたも、ぜひ一曲一曲分解して楽しんでみてくださいね!!
そしてりょーすやぴさん素敵なタグ企画ありがとうございました!!!
ではでは!!!