スパボの掬い場

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夢も幸せもここに ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7話『ハルカカナタ』感想

皆さんこんにちはスパボです。

 

こう、毎週毎週素晴らしい話を見せられて、心にぶっ刺さって、それが積み重なって一杯になると「いやぁ……いい」しか言えなくなってくるんですよね。

 

まぁ何が言いたいかって、7話素晴らしすぎて、ちょっと、脳がよく分からなくなってるわけです。幸せを大事にする姿……尊い……

 

いや幸せの在処、みたいな話あるじゃないですか。個人的には、それはもう自分が持っているものだ、っていう考えが好きなんです。

 

幸せってそれぞれの形が、知らないうちに作られていたり、ある日気がついて、幸せにしたりするものだったり。その幸せが、なんでもない日常だったり。

 

そんな近江姉妹の姉妹の幸せで、頭が本当にまずいですが、今週も行きましょう。

 

 

 

・守りたい幸せ

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彼方ちゃんはいつも全力です。週5日のアルバイトも、お料理を作るのも。世界一大好きな遥ちゃんの笑顔が見られるなら、どーんと来いだよ〜。

母親が夜勤、家計を気にして週5日のバイト、奨学金のために夜遅くまで勉強。高校生にしては、背負いすぎなように見える彼方さん。

 

でもそれは背負わされたのではなく、自ら背負ったもの。いえ背負ってるとも思ってないかも。大変のは、間違いないでしょう。でもそれは大切な妹のため。

 

それは姉だから、もあるでしょうがなにより、遥ちゃんが可愛くて仕方ない。

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妹の努力が実れば喜び。

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妹を褒められまくれば、ご満悦な彼方さん。本当に姉バカって感じですね。目に入れても痛くないほど可愛い、ってのはこういうことなんでしょう。

 

僕は近江彼方という人間を、一言で表すなら、幸せに気づいている人、だと思います。

 

色々想像してしまうような家庭事情があって、それは子供にどうこう出来るものではありませんが、それを呪いはしません。

 

大切な妹、家庭のこと。日常にある、掛け替えの無い幸せが大切で、それを守るためなら、いくらでも頑張れてしまう。

 

彼方さんの大変だってことを感じさせない、優しげな微笑みも、苦労を隠すために貼り付けたものじゃなく、自然と溢れる笑みなのだなと感じます。

 

・もう一つの大切

彼方さんは、色々出来ないことが、多い人だとも思います。

 

4話でパフォーマンスのことや、ダンスの練習に難色を示したこと、ここ数話の練習風景を見れば、運動神経が、優れているわけではないのは明白でしょう。

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(柔軟中も明らかに出ちゃいけない音が背中から出ています)

それでも彼方さんは、練習を怠りませんし、どれだけ出来ないことがあっても、そんな同好会の日々を心から楽しんでいます。

 

ただどれだけ幸せを感じて、そのための苦労を苦労だと思っていなくても、体には確実に疲労が溜まっています。

 

楽しくて仕方ない同好会の活動中に、妹の前で、寝てしまうほど。

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普段のバイトや、勉強に加えて、同好会の活動も加われば、彼方さんの負担が大きくなるのは火を見るよりも明らか。

 

遥 恥ずかしくなんかないよお姉ちゃん。

疲れて当然だよ、いっぱい無理してるんだから。

 

彼方 無理してるってなにを?

 

それでも本人は、無理をしているなんて、思っていません。愛する妹と同じく、同好会はもう彼方さんの掛け替えの無い、幸せになっているから。

 

大切なものが幾つもあって、それを全部守るためなら、いくらでも頑張れる。大変だから、どれかを諦めるなんて選択肢、彼方さんの中にはないのですね。

 

・夢よりも

でもそんな頑張り続ける姉を、妹は当然心配するに決まっています。

当の本人は背負ってないと思っていても、支えてもらった側は、背負ってくれたと思って当たり前です。

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そんな自分のために、頑張ってくれる姉を、遥ちゃんはちゃんと見ていましたし、そんな姉ばかり見て育ってきたはずです。

 

遥 私、お姉ちゃんが忙しすぎて倒れちゃうんじゃないかっで心配で、それで今日見学に来たの。

 

でも今日のお姉ちゃんは疲れなんて感じさせないくらい元気で楽しそうで、すごく嬉しかった。

いつも私を優先してくれたお姉ちゃんが、やっとやりたいことに出会えたんだって。

 

その姿は、遥ちゃんの目には、姉は色んなものを、自分のために諦めているように映っていたのかもしれません。

 

だからこそ、やりたいことをやって、楽しそうにしている彼方さんが、ちゃんと自分の知らないところにいたのが嬉しかったのでしょう。

 

そして、そんな姉を守るために、自分の夢を捨てる決意をします。

 

作中で、スクールアイドルの名門として語られる、東雲学院のセンターを掴んだ遥ちゃん。

きっと相当の努力をしてきたはずで、その度に、遥ちゃんの中で夢は大きくなっていったはずです。

 

それでも、そんな夢を諦められるほど、遥ちゃんも、彼方さんのことが大切で、どんどん忙しくなっていく姉を見るのが、苦しかったのでしょうね。

 

例え本人が、無理していないと言ってくれても、大好きな姉が大変な様子を、ただ見続けるだけなんて、負い目を感じないなんて無理な話です。(その上、まだ頑張るなんて言われたら、そりゃ分からずや!って言ってしまいますよね)

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やりたいことをやること、夢を見ること、追いかけること。それはとても素敵なことで、それを道半ばで、諦めることがどれだけの決断なのか、同じく夢を持つ人なら分かるはず。

 

夢より、優先したいこと、大切なもののために、それだけの覚悟をした人を、誰が止められるのでしょうか?

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だから、夢を追いかけていない侑ちゃんだけが、遥ちゃんを追いかけられたのかもしれません。

でも掛ける言葉は、持ち合わせてない。侑ちゃんはそれだけの夢を、持っているわけでも、選択をした人でもないから。

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夢を、スクールアイドルをやってないからこそ、せつ菜ちゃんを救えた侑ちゃんが、今回はそれ故に、遥ちゃんを救うことは出来なかったのですね。

 

・分かち合えるもの

彼方 遥ちゃん折角スクールアイドルになったのに心配かけちゃって…遥ちゃんがやめるくらいなら、いっそ彼方ちゃんが…

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大切なものを、全部諦めない選択をしてきた彼方さんが、自分のせいで妹が夢を諦めるなら、何かを捨てる選択をしようとしてしまう。本当に遥ちゃん思いな彼方さん。

 

でもお互い何があろうと、相手のことを諦めるなんて選択肢は、あるわけないんですよね。

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せつ菜 そうですね。お2人とも全部一人で解決しようとしています。

だからこそ2人とも、一人で解決する手段ばっかりに、目が行ってしまう。(それせつ菜ちゃんが言う?っていう突っ込みはさておき

 

遥ちゃんにとっても、彼方さんにとっても、大切な夢があって、でもそれより大切にしたいと思える家族がいる。

 

ただそのために、彼方さんが色んなことを犠牲にしてきたか、と言ったらそうではないでしょう。ただ他にやりたいことと、夢と出会えなかっただけで。

 

彼方 違う…彼方ちゃんの望みは、ずっと探していた夢はここにある。

同好会が再開してから、ずっと楽しかったんだ。やりたいことがどんどん増えていって、それを一緒に目指す仲間がいるのがすごく幸せで。

みんなとの同好会は彼方ちゃんにとってもう、大事な失いたくない場所なんだよ。

 

だから、同好会と出会えてからは、より一層頑張れたのでしょう。腕いっぱいに増えた、掛け替えのない幸せのために。

 

そんな自分を、彼方さんは我儘なんて言ってしまいますが、我儘でここまでやれるなら、そんな我儘誰も文句言いませんよ。

 

大切なものが、幾つもあるのは、彼方さんも遥ちゃんも一緒。そしてお互い、自分がその大切の中に入ってることに気づいていなくて、相手を思い、別の大切を捨てようとしてしまう。

 

そしてどちらも、自分の大切なもの、やりたいことに正直、同好会の皆んなが太鼓判押すほどの、似たもの姉妹です。(自分らしく生きている、とも言えるのでしょうか?)

 

今まで何も犠牲にしてこなかった彼方さんと、何かを捨てても姉を助けたいと思う遥ちゃんだから、二人で何も諦めずに、進んでいく道がきっとあるはずなのです。

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1人きりじゃもう両手いっぱい

広げてもまだ足りないほどに

大きなdreams

今、一緒に抱きしめよう

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 7話挿入歌Butterflyより

支え合う、というのはきっと、苦労の分割ではなく、大切なものを一緒に持つことだと思います。

 

結果的には苦労を分け合うことと、同じに見えるかもしれません。でも、大切を分け合うから重いのと、ただ苦労を分け合って重いのとは、異なる重さのはずですから。

 

彼方 それ彼方ちゃんが食べる〜

遥 お姉ちゃんはもっと上手に出来た方食べて!

彼方 気にしないのに〜

遥 私が気にするの!

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分け合ったものは、お姉さんの方がまだちょっと重くて、妹が気にしなくなるのは、先のことでしょうけど、前よりずっと、お互い大事に持っていけるはずです。

 

少しだけ増えた、日々の幸せと一緒に。

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・せつ菜という大きな名前

さて、ここからは近江姉妹と全然関係ない(とみせかけやっぱりあるような)妄想だらけの雑談をしたいと思います。

 

今回本格的に登場した、東雲学院ですが、アニガサキの世界では、名の通った、スクールアイドルの名門として描かれていましたね。スクフェスでモブとして描かれていた子達に声がついて、フォーカスされるなんて感激ですね)

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こんな強豪校のセンターを、一年で取る遥ちゃんも、十分とんでもないんですが、そんな学校のライブを一部お借りして、まだ無名の虹ヶ咲、彼方さんがライブをするの、とんでもないことだと思うんですよね。

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(いや、妹パワーがあるとは言え、ソロは誰にも助けてもらえないとか言ってた人が、こんな堂々とステージ立ってるのも、やばいですが)

 

勿論大事なメンバーの脱退が掛かっていたので、それを断る理由もなかったでしょうが、虹ヶ咲の同好会とは、天と地ほど知名度の差があると語られており、容易にコンタクト出来るようなものではないと思うのです。

 

じゃあそんな東雲学院に、話をつけるに至った理由はなんだろう?って考えたら、それはせつ菜ちゃんの存在だと思うんですよね。

 

虹ヶ咲の同好会はまだまだ無名で、メンバーの知名度も、pv再生回数を見る限り、まだ爆発的に広がっているようには思えません。

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でも優木せつ菜は、同好会発足前から、大きな期待を寄せられるほど、確かな実力に裏付けされた、有名なスクールアイドルでした。(CHASE!の動画、1日前のコメントばかりなのに、これだけ高評価がついてるの、伸びのエグさが伺えますね。)

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そして復活の狼煙を上げた、DIVE!のバズり方、他メンバーへの影響。無名の同好会の中では、大きすぎるくらいの力のようにも感じます。

 

そんなせつ菜ちゃんなら、東雲学院の人にも、名前が届いててもおかしくないですし、話をするまでには簡単に至れそうですね。

 

前回と違い、東雲学院のステージ裏に、せつ菜の姿で現れていることも、優木せつ菜というスクールアイドルの持つ力、説得力を印象付けているように見えます。

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そしてTwitterでも呟きましたが、このせつ菜という名前の説得力を見せておいて、東雲学院の子を焚き付けたのが、"他の同好会のメンバー"というのが熱いです。

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中須後輩の「我々が東雲学院に負けてない」という発言の裏付けをするのは、せつ菜ちゃんでは現状ダメなのだと思います。

 

他のメンバーも着々と力をつけ、たしかに実力がある同好会になっているでしょう。

 

でもまだ現状、優木せつ菜という、ビッグネームを越えられるほど、同好会の知名度は広まっていません。

 

だからせつ菜ちゃんが、現状同好会として、公式のライブをしても、それは優木せつ菜の凄さの焼き直しにしかならず、同好会の実力を測るものとしては、見られないと思います。

 

それは1話でCHASE!を披露した時の観客が、せつ菜ちゃんだけしか出てこなくても、そこまで気にするそぶりがなかった事からも、なんとなく予想できます。

 

同好会が、東雲に負けてないことの証明には、せつ菜という既に大きな名前ではなく、同好会のメンバーとして、実力をつけた子の活躍が、必要なのだと思います。

 

それは、璃奈ちゃんのライブしかり、今回の彼方さんのライブしかりだと思います。2人とも、まだ始まったばかりで、足りない部分、出来ないことが他の子達に比べ多い子、言わば同好会で0から積み上げている存在、そのものだと思います。

 

そんな子達が、ジョイポリスの単独ライブで、東雲学院の飛び込みステージで、見事ライブを成功させたということ、同好会として、とても大きな一歩でしょう。

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(彼方さんに至っては、観客誰1人彼方さんの色のブレード振ってない、アウェーの状況で、これだけ多くの観客の心を掴んだの、まじで…何この人…??すご)

 

虹ヶ咲はグループではありませんが、だからこそ、せつ菜という名前に付き纏われず、一人一人着実に大きくなっていくことが、出来るはずです。

 

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、という名前が大きくなること、せつ菜ちゃんがライブをしても、せつ菜ちゃんの名前に負けないような存在になることが、まず越えるべき壁、とも言えるかもしれません。

 

これから他のメンバーがせつ菜の名前に、負けないほどに大きくなっていくのか、いつかあれだけ動画が伸びる日がくるのか、せつ菜ちゃん自身も、同好会メンバー優木せつ菜として、自分の名前を超えていくのか、目が離せませんね……

 

それでは今回はこの辺で……次回は大女優!!

 

:画像引用 TVアニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3話 6話 7話より

セリフ引用 TVアニメ ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会7話より