スパボの掬い場

ラブライブ!への大好きを叫ぶ場所。

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澁谷かのんが気になりすぎてやばい。-ラブライブ!スーパースター!! 第1話 感想-

皆さん見ました???ラブライブ!スーパースター‼︎見ました????

 

めっっっっっっっちゃ良くなかったですか????????

やっ中でも僕は……かのんちゃんが……かのんちゃんがめっちゃ良かったんですよ………

ちょっとそのままの感情で、今回かのんちゃんについてツラツラと書きます!書きます!!お付き合いください!!

 

 

①ただ一つ持ってない子

まず話したいのが、かのんちゃんや結ヶ丘に通う子達、中でも音楽科の子達含めて、「音楽」に関する何らかの感情を持っていて、それがとても強いことなんですよね。普通科より音楽科の方がカースト高そう)

 

で、今までラブライブ!スーパースター‼︎って"新設校"ってワードを基点に、「歴史もない、先輩もいない、名前も全く知られていない、ないない尽くし」って押され方されてきたじゃないですか。

 

でもかのんちゃんって今までの主人公みたく『まだ夢とか目標を持ってなくて、それ自体に憧れてる!』みたいな子と違って、めちゃくちゃ"持ってる"んですよね。

歌が大好きで「結ヶ丘の音楽科に進んで、歌でみんなを笑顔にしたい」って夢とか、みんなに賞賛され、期待を向けられるほど歌の才能があるとか。

側から見たら、めちゃくちゃあるある尽くし。

 

そんな子が唯一持ってないのが「大切な場面で歌う力」で、たった一つないそれのために、かのんちゃんは夢を諦めることになっちゃうんですよね。

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それだけかもしれないけど、でもそれが彼女にはどうしようもなく大きな"1"で。

本当に歌が大好きで、大好きから生まれた夢を追いかけてた子が、そんな「歌の実力とは関係無いところで、歌を諦めなきゃいけない」なんて事実と向き合う、辛すぎませんかね……

がっかりするんだよ!いざって時に歌えないと。

周りのみんなもがっかりさせちゃうし、何より自分にがっかりする!そんなのもう嫌なの!

「自分にがっかりする」この言葉に込められた切なさも、こんな言葉を口にさせた、たった一つの"ない"ことへの虚しさとか、余りにも心が痛いんですよね。

 

そんな辛さが、家族へのやり場のない怒りをぶつけるような態度とか。

音楽科と普通科の制服の違いを、しきりに気にしたりとか。

音楽科に進学した同級生とか、可可ちゃんから向けられる気持ちに向き合うことが出来なくて、ついヘッドフォンで周囲の声を遮ってしまうとことか。

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(ヘッドフォンにクソデカ感情込められすぎでは?)

序盤の荒んだ感じに出てるんですよね。

でも彼女にとって、1番辛かったのは大好きな歌が、そんな歌を流すヘッドフォンが、彼女が閉じ籠る手段の一つになってしまっていたことだったはずなんです。

歌っていれば遠い空を、どこまでも飛んでいける。

暗い悩みも、荒んだ気持ちも、全部力に変えて前向きになれる。

かのんちゃんにとっての歌は、本来誰かを笑顔にさせるもので、自分を解放してくれる、どんな時でもポジティブになれるもののはずなんですよね。

 

それが自分も他人もがっかりさせてしまう原因で、そして周囲の声から耳を塞ぐための道具になってしまっていたことは、彼女にとってとんでもなく苦しかったことだと思うんです。

私の歌を大好きって言ってくれる人がいて。

一緒に歌いたいって言ってくれる人がいて。

なのに本当にいいの?本当にこのままでいいの?

だからこそ可可ちゃんが、変わらずずっと向けてくれてた『澁谷かのんの歌が大好き』って気持ちが、彼女を俯かせた"ない"ことを勝る大きな"1“になった時、彼女の中で歌への気持ちが+に傾けたことは救いだったと思うんです。

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(誰かから向けられた想いが、自分を走らせる鍵になる物語……紛うことなきラブライブ!だ…)

彼女が歌に対して前向きになれることは、彼女がどこへ歩いていくにしても、まず必要な一歩だったでしょうしね。

 

いやっ……才能豊かながら、多くの悩みにぶつかりながら夢を追いかける、新しいラブライブ!の主人公澁谷かのん、めちゃくちゃ好きですしこれからどうなるかワクワクが止まらないですね……

なんでもできそうなあの子も
いつも笑い絶やさないあの子も
迷いながら 戸惑いながら
きっと夢をみてる

(今思えば私のsymphonyのここの歌詞って、かのんちゃんのこと歌ってるように聞こえますね)

 

②新しい自分

あと1話見てて思ったのは、新しい自分ってのは、新しい形で夢を追うことなのかなぁって、ふわっと思ったんですよね。

チャンスはある日突然
目の前に舞いおりてきた
思うかたちと違っても
そっと両手を伸ばしたんだ

デビューシングルの「私を叶える物語盤」の方に収録されてた、私のsymphonyの歌詞とか、まさに1話じゃないかなって感じですよね。

音楽科に入ってとか、当初想定してた姿ではなく、可可ちゃんが教えてくれた"スクールアイドル"という新しい形で歌を歌っていくことこそ、「舞い降りてきたチャンス」なのかなって。

 

勿論目標として掲げていた「結ヶ丘の音楽科に入って」ってのが叶わなかったのは事実なんですけど、かのんちゃんにとって1番大切なのは「歌で皆んなを笑顔にする」ことだと思うので、それを遂行する手段自体は沢山ある筈なんですよね。

 

それと関連付けてじゃないですけど、かのんちゃんがこれからどうなっていけばいいのかってのも、不透明ですよね。

ラブライブ!優勝すればとか、輝ければとか、夢が見つかればとか、明確な着地点がないというか。

 

かのんちゃんがどんな風に歌を歌えるようになるのか?

"新しい挑戦の形"スクールアイドルをやる中で、今まで抱いていた夢を諦めない!って思えるのがいいのか、新しい形の夢を見つけることができたらいいのか?

まぁそこも含めて、「スクールアイドルが好き!」ではなく「歌が好きだから!」で始まった、澁谷かのんのスクールアイドルライフが、一体どこへ向かっていくのかめちゃくちゃ楽しみですよね……

 

作品における目標、終着点ともいえるものが全く見えない現状って、まさに「始まる時は終わりのことなど考えてないからずっと」って感じですよね。

(始まったばかりなのに、つい終わりのことを考えてしまうのは、僕がラブライブ!を通して、始まれば終わりが来るということを教わってきたからでしょうか?)

 

このいく先が全く見えないの、最高に始まったばかりの物語!!!って感じですし、来週以降もかのんちゃんの動向が気になってお昼からしか眠れなさそうですね……

 

それでは今回はここらへんで!!ではでは!!!!

 

:画像出典・セリフ引用 ラブライブ!スーパースター!! 第1話「まだ名もないキモチ」より