スパボの掬い場

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ちぃちゃんってなに……? ラブライブ!スーパースター‼︎5話感想

 

かのん 可可ちゃん…ちぃちゃんってなんなんだろ?

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いや俺が聞きたい。

 

皆さんこんにちは!スーパースター‼︎5話見ました…??

いやっまじで嵐千砂都って何者なんでしょうね…??(哲学)まだ掴めないというか……彼女の本心が見えないから、僕の中でフワフワしてるんですよね。

というわけで今日は、僕から見えたちぃちゃんの現在地を纏めていきたいと思います!

 

今回は記事にするか大分迷ったのですが『書いて頭を整理した方が6話を楽しめるかな〜』って気持ちが勝ったので書かせていただきました。

そんな感じで今回も最後まで是非よろしくお願いします!

 

①スクールアイドルになるためには

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退が……え??なんで???って皆さんなりましたよね……僕もです。

折角麗しの摩央様と悠奈ちゃんの水着と温泉で癒されてたのに、危うく心臓止まりかけた……

 

このシーン見てから1週間色んな妄想が止まらないんですよね……

グループの力になる為、一度退学して普通科に転入しスクールアイドルになるのか?

それとも三人が自分達で考え動く為に、退学し完全に決別するのか?(嫌だ…)

 

個人的に前者であって欲しいし、なんなら僕はちぃちゃんにとっては今がスクールアイドルになれる1番のチャンスじゃないかとも思ってるんです。

何故なら都大会という「ダンスで結果を出すこと」という目標と『過去の約束』を果たすチャンスが同時に巡ってきてるからです。

 

ダンスで結果を出す

まずちぃちゃんにとっての、三人から離れる必要性ってなんなのかってことから考えていきます。

5話ではちぃちゃんが一番今のグループと自分の関係に懐疑的で、サニパに客観的な意見を求めてたのが印象的でしたよね。

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摩央 なぜあんなに上手なのに、力強さを感じないんだろうって。

今はダンスに関して、みんなあなたを信頼して、あなたに頼っている。

でもそれでは、いつまでも自分たちで動いていく、力強さは生まれない。

ちぃちゃんの疑問通り、自分達の関係の曖昧さからくるパフォーマンスの物足りなさはサニパに見通されてましたね。

自分がダンスを教えることで、グループの力になれると思って、この3,4ヶ月練習メニューや振り付けを考えながら、自分のダンスの練習も欠かしてこなかった。

実際その献身もあってクーカーは結果を出した。

 

けれど、今の自分と三人との関わり方がグループの限界を作ってしまっていると知れば、一度自分は離れるべきだと判断した。

でも、離れることを決心した理由はきっとそれだけじゃないんですよね。

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冒頭のシーンを見てください。スタジオの前に都大会のポスターが貼ってありますよね。

スタジオに入るなら嫌でも目に入ってるはず、けどそれについて考えるような素振りもなく、先生に代表として選びたいと言われても特段強い興味も見せず、即決もしない。

ちぃちゃんが3話で語った「ダンスで結果を出す」という1番の目標の為には、これ以上ない舞台であるはずなのに、それに目を向けてない。

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それどころか夏休みの予定表見てください…もう夏はあの三人のために、出来る限り付き添うつもりだったのではないでしょうか?

こう見るとちぃちゃん自身も、あの三人とスクールアイドルへ大きく気持ちが傾いて、ダンスとの向き合い方が中途半端な状態になっていたように感じますね。(勿論練習が疎かになってたわけではないでしょうが)

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そしてサニパから今の曖昧な関係の限界を指摘されてからは、都大会に目を向ける。

ここで一度ちぃちゃんが離れることは、幼馴染達に自分で考えさせる機会を作るだけでなく、自分が進んできた『ダンスで結果を出す』という道と真剣に向き合うことでもあるんですよね。

 

最後の練習シーンでは、かのんちゃんと交わした約束の象徴である髪留めを結ぶことで、ダンスに対する姿勢を引き締め直してるように見えますね。


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違う道を選ぶ理由

さてここから本題なのですが、僕が『ダンスで結果を出すこと』が大事だと思う理由は二つあって、まず一つはちぃちゃんの現状そのものが、スクールアイドルになれない理由だからです。

そしてこれは他のメンバーにはない、ちぃちゃんだけが持ってるスクールアイドルを選べない理由なんですよね。

 

それはちぃちゃんが、描いた道を現在進行形で歩いてる人間だからです。

考えてみてください、幼馴染とは違い音楽科でダンスを専門に学んでるちぃちゃんが、スクールアイドルの道を選ぶことって、思い描いてきた道からわざわざ外れることなんですよ。

 

かのんちゃんがスクールアイドルという道を選べたのって、夢を叶える道が閉ざされていたからじゃないですか。でも仮に音楽科に受かっていたら……?

すみれちゃんも、街中で引く手数多にスカウトされるなら、スクールアイドルを選ぶ理由ってなかったですよね?

既に目標と、それを叶える手段を持って進んできた人間が別の道を選ぶってのは、今まで歩いてきた道が閉ざされるくらいの挫折があって、その中でようやく光を見つけたくらいのことなんです。

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その点ちぃちゃんって、結ヶ丘の音楽科でダンスを専門的に学びながら、都大会への学校代表として選ばれて、目標を叶えるために最良とも言えるような道を進んでいる。

 

けれどスクールアイドルでもないのに、今までかのんちゃん達を支え続けてきたちぃちゃんの姿を見てると、彼女にとっては「大切な友人のために」ってだけで別の道を選ぶ理由になるのかもしれません。

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かのん 私可可ちゃんの為にも、スクールアイドルで結果を出したい。その為にも、ちぃちゃんにもメンバーになって貰えたらって。

ちぃちゃんが幼馴染のように「三人の力になりたい」と考えるのであれば、自分が加入する事があのグループにとって一番の補強になりますよね。そしてちぃちゃん自身もスクールアイドルに興味がある。

でも…

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千砂都 私にはダンスがあるの、ダンスで結果を出すことが今の私の1番の目標。掛け持ち出来るほど、余裕はないんだ。

かのんちゃんも真剣だし、生半可な気持ちではやれない。

ダンスへの信念と、真剣な想いへの強いリスペクトを持つちぃちゃんが、目標を達成しないまま中途半端に別の道に行くような真似、出来るわけないですよね。

そして仮にしてしまえば、それは「かのんちゃんの歌みたいに、大好きで、夢中になれるものを探す」という約束と、見つけたダンスを否定することになる。

 

そんなちぃちゃんなら、目標を叶えることで今まで歩んできた道にピリオドを打たなければ、スクールアイドルへ足を踏み入れることを良しとしませんよね。

そしてそのチャンスこそ、学校の代表として挑む都大会。

 

ここで優秀な成績を収めれば、自分の「ダンスで結果を出す」という1番の目標を果たして、音楽科で学んできたことの証明にもなる。

そうすれば、ちぃちゃんの中でダンスを専門的に学ぶ道から、スクールアイドルへと方向転換する為のスジが通ると思うのです。

 

あの日の約束を

そしてダンスで結果を出すことの重要性もう一つは、それによって幼少期の約束を果たし、かのんちゃんと同じ道を選ぶことが可能になるからだと思うんです。

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千砂都 わたし、かのんちゃんのできないことをできるようになる。

かのんちゃんの歌みたいに、大好きで、夢中になれるもの。わたしも、持てるようにがんばる!

幼少期のちぃちゃんが、かのんちゃんの出来ない大好きを探すことに拘った理由は分かりませんが、敢えて推察するなら「生半可な気持ちでやれない」そんな信条が関係してるのかなと思うんです。

 

ちぃちゃんの始まりは、大好きな歌を持っているかのんちゃんでした。でも始まりと同じ道を選んでも、同じほど真剣になれるとも、同じ場所まで行けるとも限らないですよね。

夢中になっていることに、勝る努力はありませんから。

 

それは3話で、あれだけハードなトレーニングの裏で、「好きだから」って気持ちでグループの看板とブレードの用意をこなした可可ちゃんが証明してますよね。

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夢中になってる人間は、他の人が大変だって捉えることを何気なくやるんです。だからただ真似るだけじゃ、幼馴染には並び立てない。

 

でもちぃちゃんだけの、かのんちゃんにとっての歌と同じくらいの大好きがあれば、夢中になれるものなら、かのんちゃんと並び立つことが出来るかもしれない。

全部推察の域は超えませんが、少なくともこの幼少期の約束は、二人の道を交えない枷になっていたはずです。

 

けれど可可ちゃんが現れ、かのんちゃんがスクールアイドルになったことで、少しずつではあるけれど"ちぃちゃんの出来ること"に踏み込んできた。

 

後はちぃちゃんが「かのんちゃんには出来ない、夢中になれる大好き見つけたよ!」と約束を果たすことが出来れば、かのんちゃんと同じ道を選べない枷を外せる。

しかし、かのんちゃんがダンスが少しずつ出来る様になってきた今、ちぃちゃんは自分のダンスがかのんちゃんには出来ないもの』であることを示さなければ、約束を果たせないのです。

 

その為の、かのんちゃんがスクールアイドルで身につけきた技術では勝てないような『ダンスを追い求めてきた嵐千砂都だから勝てるような場所』つまり都大会で結果を出すことは、今のちぃちゃんにとって何より重要なのだと思います。

 

②スクールアイドルはいいぞ

さてここからは余談なのですが、もう一つ疑問がありますよね。

それは最良の道を進んでいた千砂都ちゃんが、ダンスだけの道から外れスクールアイドルを選ぶことになんのメリットがあるの?ってこと。

 

でもこれはびっくりするくらい明白じゃないでしょうか?

それはここまでで描かれた、スクールアイドルが持つ大変さと素晴らしさの二面性、スクールアイドルは、彼女達の大好きを全て本気でやれる場所だからです。

 

スーパースターという作品では「今のスクールアイドルのレベルの高さ」が何度も示唆されてますよね。

それは恋ちゃんの、今のラブライブ!であなたたちが勝つことは難しいという言葉からも見て取れます。

 

中途半端じゃラブライブ!で勝てない、頂点には立てない。歌にしても、ダンスにしても、高レベルで戦う必要があって全てにおいて手を抜けない。

2,3話で描かれたクーカーのハードな練習と、作曲作業、描かれてない裏でも、歌の練習やら衣装の用意がある。

そんな厳しい世界だけど、ちぃちゃんがメンバーになり、二人の大好きが手を取りあえば、今のスクールアイドル達とだって戦っていけるかもしれない。

 

可可ちゃんのスクールアイドルへの想いを起点に、かのんちゃんの歌への想い、すみれちゃんのショービジネスへの、そして千砂都ちゃんのダンスへの想い。

それぞれの真剣がぶつかって混ざり合って、グループを作り上げていく、それがスクールアイドルなのではないでしょうか?

 

勿論スクールアイドルか、学校からも立ち去り三人と決別するかまだ分かりませんが、ただ一つだけ確かなことはどんな道を選ぶにせよちぃちゃんは、都大会で「ダンスで結果を出すことが私の1番の目標」を果たして、きっちり筋は通すでしょうね。

 

いやでも個人的にスクールアイドルになって欲しい……

まじでさ…スクールアイドルなろうよ…ね?

 

そんなこんなで妄想書き連ねてきましたが、結局あと1週間経たなければ何も分からないんですよね……生殺しだ……

あとはもう千砂都ちゃんの決断が、彼女にとって良いものになると信じながら過ごすしかないですよね。いやっ本当幸せになって……

 

というところで今回は筆を置かせていただきます。それでは!