スパボの掬い場

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幼馴染と書いて「とうとい」と読むらしい。 ラブライブ!スーパースター‼︎6話感想

 

はぁ〜〜〜〜〜〜嵐千砂都さん……

完全に嵐千砂都さんに脳を破壊されてしまって、ここ数日朝にならないと眠れなくなってしまいましたね……

 

そうなってしまうほど、6話が受信してきた尊さは僕の脳のキャパを超えてしまっていましたね……

 

いや展開も勿論自分好みってのはあるんですけど、そこに至るちぃちゃんのかのんちゃんへの想い、そして同じくかのんちゃんからちぃちゃんへの想いの描き方に、二人が幼少期から「共に生きてきた時間」を感じてしまって側頭葉が『尊い……』しか言わなくなってしまいましたね……

 

もう素敵な感想とか全然書ける気しないんですけど、僕が受信した尊さを地下鉄の落書きよろしくここに書き殴っておくので、皆さん是非眺めていってください。

 

①ちぃちゃんの勇気がかのんちゃんの星

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かのん 私もちぃちゃんのこと見習わなきゃって、真似できないくらい歌えるようにならなきゃって。

ありがとう。あの言葉があったから、私今こうして歌っていられる。

最初から行きますけどもうここなんですよ、6話のベストバウトですよね……いやっここから滲み出る尊さは、脳内麻薬を分泌させてくれるんですよ。

 

この尊さの源泉には、幼少期から変わらないかのんちゃんの姿があるんですよね。

誰かのために、降り注ぐ理不尽に立ち向かっていける真っ直ぐさとか、一人ぼっちの子を放っておけない優しさとか、そんな正義感を残したまま育ってくれてお父さんは嬉しいです……(誰?)

 

そしてこの真っ直ぐな優しさが、内気だったちぃちゃんを守ってきて、それと同時に「かのんちゃんに守られるような弱い自分では嫌だ」って奮い立たせるきっかけにもなるってのが僕の性癖なんですよ。

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千砂都 わたし、かのんちゃんの出来ないことを出来るようになる!かのんちゃんの歌みたいに、大好きで夢中になれるもの、わたしも持てるようにがんばる!!

ずっと守られてるだけじゃなくて、自分も幼馴染を助けられるような人間になりたい、でもなにより僕に刺さってるのは、幼馴染の片方が一方的に相手に誓ってるとかで終わらない、この幼馴染達の強い所なんですよね。

 

この臆病だったちぃちゃんが放った決意表明は、かのんちゃんの中でも今尚強く根付いてるんですよ。

かのんちゃんの優しさがちぃちゃんの始まりだったように、臆病なちぃちゃんの勇気はかのんちゃんにとってのスターだったんだ……

 

だってちぃちゃんが臆病だったように、かのんちゃんだって幼少期からずっと人前で歌えず苦しんできた訳で、その度に自分なんて…って自己嫌悪と戦ってきたはずなんですよ。

かのん がっかりするんだよ!いざって時に歌えないと。

周りのみんなもがっかりさせちゃうし、何より自分にがっかりする!そんなのもう嫌なの!

本当はちぃちゃんが思う程、かのんちゃんだって強くなくて、幼少期から何度も壁にぶつかって倒れて、でも倒れた側にはいつもちぃちゃんがいたから、また立ち上がれた。(一人じゃないから諦めないで進めるし、立ち上がった数だけ強くなるTiny Starsじゃん…)

そうやってお互いがお互い、知らない間に意識して、知らない間に支えになりながら一緒に歩いた時間、僕はちょっと羨ましくなってしまいますね。

 

②ちぃちゃんの覚悟

あともう一つ、僕が6話のベストバウトとも言えるシーンが何で好きなのかって言ったら、ちぃちゃんの覚悟の裏側にあると思うんですよね。

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千砂都 大会で優勝出来なかったら、ここを辞めるつもり決めたんだ。海外で修行するのも悪くないかなぁって。

恋 どうして…?

千砂都 かのんちゃんの力になれないから

この目的を達成出来なかったら即腹切るみたいな潔さ、まるで武士ですよね……生まれる時代違ったら絶対合戦に何度か参加してる。

 

ただ僕には、退学って逃げ道の断ち方をする程の覚悟って、潔さだけから生まれてるのかな?とも思うんですよ。

 

ちぃちゃんがダンスを始めるきっかけって、かのんちゃんに助けられて「守られるような私じゃいけない」って思ったことですよね。

でもそれを感じたのは、きっかけになった一回だけなんだろうか?って考えたら絶対そんなことないですよね。

 

だから幼少期から今まで、何度もそんな気持ちとちぃちゃんは向き合ってきたと思うんですよね。

そして、かのんちゃんに助けられる度に「かのんちゃんに守られてる私は弱い」って感情は、より負の属性を強く纏っていったのかなとも思うんです。

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最初はきっかけの感情でしたけど、10年近くそんなことを繰り返して育った気持ちは、自己嫌悪のような形になっていたと思うんですよね。

だからちぃちゃんの切腹同然の覚悟は、10年近く育たなかった自己肯定感と、弱い自分への自己嫌悪から生まれてるのかなと。

 

でも自己肯定感の低さとか、自己嫌悪から座り込むんじゃなくて「かのんちゃんに並び立てるようもっと修行しなきゃ!」って前を向けるのがちぃちゃんのなによりも強い部分なんですよね。

けどそこまで努力した人間が、自分の現在地を正しく認識できてないことはむず痒くも感じます。

 

『あなたはもうとっくに立派になってるんだよ』って誰か伝えてあげて欲しいと言うか、とっくにあなたの努力は報われてるんだと伝えて然るべきですよね。そしてそれは、誰よりも近くでその努力を見守ってきた人が適任ですよね?

 

いやっそう……それがかのんちゃんなんですよね。

 

改めてかのんちゃんがちぃちゃんのとこへ駆けつけるシーン見てくださいよ。

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千砂都 やっぱりダメだな…一人で頑張らなきゃいけないのに、自分で自分に自信持てるまでかのんちゃんのいない所で、一人でやろうと思ったのに…

かのんちゃんがきてくれた時やっぱりホッとしちゃった……

僕にはここの涙は、結局私はかのんちゃんに守られる存在じゃないかっていう悔し涙に見えるんですよね。

 

いつになっても私は、かのんちゃんに助けられちゃうような弱いままの自分だと、だから今からかのんちゃんも助けに来られないような場所で、かのんちゃんの出来ないこと出来る様になったということを証明するんだって、そんな負けず嫌いなちぃちゃんの涙。

でも、

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かのん だったら私も思ってた、ちぃちゃんに助けられてばっかりだって。歌えなかった時、失敗した時、いつもちぃちゃんが助けてくれた。

千砂都 それはかのんちゃんがいたから……

かのん じゃあ二人一緒だね。

二人とも頑張ってきた、お互いがお互いを見て、お互いを大切に想って。

お揃いの気持ちだぁ……

かのんちゃんがちぃちゃんを照らしてくれたように、とっくにちぃちゃんはかのんちゃんを照らしてたんだよって。

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だからここで溢れる涙は、かのんちゃんの力になれてたんだって想いから溢れる嬉し涙になってんのかなって。

 

でもここで終わらないのが、やはりラブライブ!だなぁというか。

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千砂都 待っててね

ハイ出ました1番好きな言葉。

 

ここでかのんちゃんを背にして、大会へ向かっていくんですよ……

強い自分になれたと認めてもらったからそれでお終いではなく、それを今から証明してくるよ!と駆け出す後ろ姿ね……やっぱり僕は走る少女の背中が好きだな……

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かのんちゃんが、ちぃちゃんに真似出来ないほど歌えるように努力してきたように、ちぃちゃんだって今のかのんちゃんにも真似できない程踊れるよう努力してきた。

都大会で結果を出すことはそれの証明であり、力になれる人間になったことの証であり、スクールアイドルをやる為に必要な儀式なんですよね。

 

でももしかしたらあの瞬間1番大切だったのは、かのんちゃんが認めてくれた嵐千砂都を、結果を出すことで肯定してあげることだったのかもしれませんね。

そして

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千砂都 私ねずっと夢見ていた気がする。こういう日が来ることを。

はーーーーーーーーーありがとう。俺もこの瞬間を二週間夢見ていたよ……

 

いやぁここまで受け取った尊みを殴り書いてきましたが、もうなんでしょう……すごい達成感ですね……最終回を見たような気分というか……

 

いやもう…本当にありがとうございました。ありがとうラブライブ!スーパースター‼︎また会おう。

 

 

 

と成仏しようかと思ったんですけど、これまだ6話なんですよね。折り返しです。何とあと6話も楽しめます。

と言う訳で、まだまだスーパースター‼︎始まったばかりですから、これからも一緒に楽しんでいきましょう…!!(僕もこれから先また記事書いてると思うので、こちらもお付き合いよろしくお願いします…!!)