スパボの掬い場

ラブライブ!への大好きを叫ぶ場所。

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Aqoursと出会った"君"へ

 

みなさんこんにちはスパボです。

 

もう1週間切りましたね……

やってきますよラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock 'n' Roll TOUR~

<WINDY STAGE>!

 

Aqoursとの約束の場所、東京ドーム!!

 

とにかく言わせてください。

嬉しいですね……

 

あの頃から共にAqoursを追いかけてきた人達、5thライブ以降Aqoursを好きになってくれた人達。

 

Aqoursと出会った場所は違っても、Aqoursとそしてみんながいたから、今Aqoursはあの場所に立てる事。

そんな人達と一緒に東京ドームへ行けることが本当に嬉しいです。

 

だから今日の記事は、再びAqoursが東京ドームに場所が立つこと、それをAqoursを好きで応援する"君"と見ることの意味について、僕の大切な曲達を通して話させてください。

 

 

①歌うたびに生まれ変わる

 

まず最初に話したいのが、目次にもなってるこの歌詞。

Ah! どこへ行っても忘れないよ

Brightest Melody
歌うたびに生まれ変わるみたいで

Brightest Melody

『歌うたびに生まれ変わる』僕の解釈としては、歌は歌うたびに新しい意味を持って、歌う人にも聴く人にも届くものだって考えています。(ちなみにこういう考えを、周りのオタクさん達はブラメ論と呼んでいます。)

 

例えば歌詞の中で、「2017年の2月25日」とか言っちゃえば、その歌の時間はその瞬間で止まるわけですよ。

でも"未来"とか、"イマ"みたいな時間を特定のもので固定しない言葉を選ぶ事で、歌うたびに更新されていくわけです。

 

他にも僕とか君とか、基本的に固有名詞を使わない事で、歌はいつどこで誰が聴いたとしても、その瞬間の為の意味を持って届くものになるのだと思います。

 

更にわかりやすいように、ラブライブ!の曲の中でいくつか例を出してみましょう。

奇跡それは今さ ここなんだ

みんなの想いが導いた場所なんだ

KiRa-KiRa Sensation!

キラセンが初めて歌われた、ラブライブ!のTVアニメ2期12話でいう奇跡である"今"とは、当然ラブライブ!の決勝戦に立つμ'sがいるその瞬間で、"みんな"とはμ'sであり、μ'sを支えてくれた仲間、ファンの人達でしょう。

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ですが、これが2020年1月に行われたラブライブ!フェスで聴いた時には、どんな風にメンバーに、僕らに届いたでしょう?

μ'sが活動に区切りを付けてからの4年間、後輩達がラブライブ!というコンテンツを背負ってあの日まで繋いだからこそ、実現したラブライブ!フェス。

 

あの時に歌われたキラセンが持っていた『奇跡』は、ラブライブ!フェスという瞬間であり、"みんな"とはμ'sだけでなく、AqoursSaint Snow、虹ヶ咲を含めたスクールアイドル達、そしてそれぞれのシリーズを追いかけてきたファン。

そんな意味を持って、僕らの前に現れたはずです。

 

歌うたびに、その瞬間にしかない意味を内包して、僕らの前に現れる。

それによって曲の印象が全く変わることもあります。

 

これを更に実感してもらいたいので、今度はAqours

ラブライブ!決勝披露曲の歌詞で見てましょう。

My new world 新しい場所探す時が来たよ

次の輝きへと海を渡ろう

WATER BLUE NEW WORLD

『新しい場所』というのはこれもラブライブ!決勝で歌うAqoursから見た未来ラブライブ!決勝が終わった更に先の未来を指しているわけですね。

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3年生の卒業を控えたAqoursとしての区切りを前にして、それでも前へ進まなければいけない、そんな寂しさを振り切って未来へ歩いていくAqoursの力強さが感じられます。

 

そこから時は進み、2021→2022のカウントダウンライブで歌われた時は、この歌はまたその瞬間のAqoursだけが持てる意味を含んでいましたね。

 

『新しい場所探す時がきたよ』コロナ禍でライブをする機会が失われ続けたAqoursが、2年半ぶりにようやく行えたワンマンライブ、その翌日に歌ったこの歌詞。

初めて聴いた時の寂しさから一転して、「ようやくAqoursとして次のステージへ進む機会を得た」そんな嬉しさや、ラブライブ!というコンテンツを、これからも最前線で進むんだ!というAqoursの決意表明が籠った、まさに後輩達やファンへ向けた挑戦の曲へ生まれ変わっていました。

 

そしてもう一つ『生まれ変わる』という言葉には、歌う人によって意味が変わるということも含まれていると思います。

最初に見た光 手を伸ばした時が始まりさ

LIVE with a smile!

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Aqoursが歌うなら最初に見た光は、千歌ちゃんが「あの日出会ったμ's」と言えるかもしれませんし、歩夢ちゃんが歌うなら「せつ菜ちゃん」のことかもしれませんよね。

 

そして僕らから見るなら、μ's、Aqours、虹ヶ咲、Liella!、それぞれが初めて見たスクールアイドルのことを指してるのではないでしょうか?

 

他にも、Liella!の「私のSymhoney」なんかも、歌う人によって意味が変わる曲の代表だと思ってます。

なんでもできそうなあの子も いつも笑い絶やさないあの子も 迷いながら戸惑いながら きっと夢を見てる

私のSymphony

この"あの子"が含む意味は歌う人によって当然変わりますよね。

千砂都ちゃんから見たかのんちゃんかもしれない、すみれちゃんから見たステージの真ん中で輝いてる子達かもしれない。

Liella!2期生のキャストさんから見れば、1期生の先輩方かもしれない。

 

これらが『歌うたびに生まれ変わる』ということだと思います。

つまり歌とは、過去の思い出を閉じ込めたタイムカプセルとしてだけでなく、歌われる限りそこに含まれる意味を更新しながら、時代や人と共に成長を続ける存在なんです。

 

そして僕は『意味が変わる』ことこそ、歌と歌う人、そして聴く人が、

今を生きている証拠なんだと思います。

 

②出会った場所が違っても

 

さてここまでの話を前提に、伝えたい事があります。

それはAqoursが歌う"君"や、"ココ“という言葉は、常に更新されていくんだってことです。

 

多分触れられたくない、突かれたくない嫌かもしれない話かもしれませんが、どうかお付き合いください。

 

好きなものを追いながら持ってる後悔ってありますか?後ろめたさってありますか?

 

僕はあります。今はそれと向き合えますけど、ずっと気にしてた事があります。

僕の中にはμ'sと過ごした"今"がないこと。

 

μ'sが歌ってくれる今には、僕はどこにもいない事。

μ'sと思い出をつくる前に、μ'sは区切りを付けてしまったから、僕はあの人達の歌う曲の中にはいないんです。

 

だから僕にとってAqoursは大切なんです。

Aqoursが歌ってくれる"今"の中にはいつだって僕がいられますから。

 

そんな僕には自分の青春の曲と呼べる曲があります。

それは2018年のAqours CLUB曲。

決めよう次にしたいこと 君と遊びたい

笑ってたい

一緒ならできる なんでもそう思ってるよ

だってほらココにいるってさ そういうことさ

ホップ・ステップ・ワーイ!

この曲を聴けばいつだってAqoursと全力で駆け抜けてた日々を思い出せます。

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このAqoursが歌っていた"ココ"は間違いなく、あの時の東京ドームや、劇場版を駆け抜けた日々でした。

"ココ"にAqoursと一緒に、ファンのみんなと共にいること、それが『なんでも出来る証明』だとそう歌ってくれた歌。

僕の大切な思い出です。

 

でも僕はそこで時が止まっているなんて思っていません。

Aqoursの歌う"ココ"も、"君"も更新され続けています。

 

だって今もAqoursと走ってくれる、あなたがいるから。

 

4thライブでAqoursが歌ってくれた、

Thank you, FRIENDS!

No.10

この中にいられなかった事抱えながら、追いかけてる人もいると思います。

 

自分をNo.10と呼んでいいのか?呼んでもらえるのか?そういう呪いを抱えながら、Aqoursと向き合ってる人が。

それは僕がμ'sに抱えていたものと、似たようなものかもしれません。

 

勘違いしないで欲しいのが、別に過去にいられなかったことを、振り切れなんて言いません。

後悔することないって、言いたいわけじゃないんです。

 

ただ、この事実だけは声を大にして言いたい。

Aqoursと生きているのはあなただ!と。

 

いつだってAqoursが歌えば、"ココ"とはこの瞬間のことなんです。

だってAqoursはいつも今を生きているんですから。

 

それが曲名にも現れてるのが「なんどだって約束!」なんじゃないかって。

ミライの約束をもっと もっともっとしようよ

楽しさつかまえる毎日 終わらせないからね

なんどだって約束!

そう「なんどだって」なんです。Aqoursはいつでも現在進行形で、未来へ向かって生きてるんです。

だから東京ドームまでに出会った人達だけじゃない、これから先Aqoursと出会う人全員と生きる毎日の為にも、「なんどだって」約束するんです。

 

だから、Aqoursが歌う"今"はその都度更新されているはず。

 

確かに、今日までAqoursを東京ドームまで進ませた

「約束」は、あの日の"君"が、みんながしたことです。

でもその約束が果たされた事で、「約束」という行為が未来へ連れて行ってくれる誓いでそしてこの東京ドームがまだAqoursの道の途中という証になった。

 

だから2度目の東京ドームは、"君"という存在を何度でも更新するための、今日まで会ってくれた人達を、そしてこれからもAqoursに会ってくれる人たちを、君』と呼ぶための場所だと思うんです。

 

いつ出会っても、何度でもAqoursは「約束」をしてくれる。

瞬間瞬間で、目の前にいる「君となら頑張れる未来」を望んでくれる。

いつだってAqoursは、Aqoursと共に進むあなたのことを、"君"だと呼んでくれるんです。

 

いやこんなに言葉を並べなくたって、Aqoursはたった一言でそれを伝えてくれてるはずです。

6thドームツアー、ここまで1番最後に歌っていた

『SUKI for you, DREAM for you!』のイントロで、Aqoursはなんて言ってましたか?

 

「みんな大好き!!」

 

紛れもない、Aqoursが好きだと言ってくれるのは、今Aqoursと共にいるあなたのはず。

 

③虹の色は違っても

 

ここまで読み進めてもらってお察しかもしれませんが、今回の記事は、Aqoursへ向けたものではなく、Aqoursを好きでいるあなたへ向けた記事です。

 

普段上手く言葉に出来ないのですが、それでも伝えたい事があったから、今回筆を取りました。

こんなこと僕に言われたって嬉しくないし、傲慢なやつだ、上から目線だ、軽々しく口にするなって思うかもしれませんが、それでも言わせてください。

 

僕にとっては、"君"はいつだってAqoursを好きなあなたで、"ココ"はいつだって、Aqoursを好きでいるあなたと一緒にいる場所なんです。

僕にとっては、Aqoursのことを胸に今を生きる人がNo.10です。

 

新しくAqoursと会ってくれた人たちには、Aqoursといられなかった時間があることの悔しさとか、悲しさ抱えてる人がいると思います。

 

それでいいんです。

そして、自分の知らないAqoursの時間があることを、悔しいって思うことを無理にやめようとしないでください。

それも、あなたが今Aqoursと生きてる証ですから。

 

ずっとAqoursを好きでい続けてくれた人たちがAqoursを支えてくれてるのは、もはや言うまいってくらい大切な事実です。

僕はそんな仲間たちに支えられたから、Aqoursを好きでいられました。

 

でも、それだけじゃきっとダメだったんですよ。

 

それは、あのライブが出来なかった日々の中で新しくAqoursと出会ってくれた人達も、比べようがないくらい大切なんです。

 

TAKUYAさんや本間さんのような、あの5th以降のAqoursと出会い魅力を知ってくれたクリエイターさんがいるように、今のAqoursを好きになった人がいてくれることって、まだまだAqoursが走れる証拠で、きっとそんな人達がいなければ、Aqoursは次のチャンスを与えられなかったかもしれないんです。

 

Aqoursといられなかった過去の分だけ、今を大切にしようとしてくれる人もいたから、この2年半を超えて僕はAqoursとの約束を持って、あの場所にいけるんです。

 

あの場所でAqoursに会えるのは、みんなとだからできたことなんです。

 

この2年半、「好きでい続けることの難しさ」を何度も痛感しました。

それはAqoursを取り巻く環境や、時代、そして自分の周りの環境。

ただ「好き」でいる事が、こんなにも難しいんだと知りました。

 

実際Aqoursから離れてしまった友人がいました。

共に東京ドームへ行って、5thで虹になったのに、ラブライブ!とうまく関われない環境の中で疎遠になってしまいました。

セカイはいつだって回ってる

だから僕らの景色も変化して

DREAMY COLOR

Aqoursが歌う「僕らの景色」には、当然目の前にいる人たちの移り変わりも含まれていると思います。

もうAqoursに会いに来なくなった人、疎遠になった人。

 

けど多分、「移り変わる」ってことはそんな寂しさだけじゃないんです。

だって景色が変わったから、Aqoursを好きになる人に会えるんですから。

 

2年半越しにメットライフで架かった虹、僕はこの景色が好きです。

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2年半前もいた人と、今はいない人、そしてそれ以降に出会った人。

5thライブで架かった虹と、この虹の中にいる人たちは当然違いますよね。

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でも、だから素敵な景色だって思うんです。

 

出会った場所は違っても、ここにいる人たちは全員Aqoursと共に生きる"君"で、時を超えてこうして繋がる場所があること。それが嬉しいんですね。

 

そしてこの場所は、今は虹の中にいない人だって、Aqoursがなんどだって約束してくれる限り、いつかラブライブ!サンシャイン‼︎に帰ってきたいと思った時には、帰る場所にもなれるんだと。

そう思えました。

 

僕は6thの埼玉の地には行けませんでした。

多分これから先こんなことが何度も、いえ僕もAqoursの側から離れてしまう日がくるかもしれません。

 

でもだから、僕が埼玉にいけなかったから、僕以外のAqoursと共に走る仲間がこんなにいて、きっとこれからもAqoursがする「約束」は増えていくんだって頼もしく思えたんです。

だから、離れてしまう日が来ても大丈夫だって。

 

色んな事が変わりましたけど、ひとつだけ変わらない事があります。

 

あの頃も今も、いつの瞬間だって僕のAqoursへの好きは、『Aqoursが好きだ!』って言ってくれる人がいるから、好きのままでい続けてきました。

僕にとっては、今Aqoursと生きる人がNo.10なんです。

 

だからこの記事は、Aqoursと生きるあなたへの感謝です。

 

風の向きが変わって、景色も変わりました。

でも変わることは寂しいことばかりじゃないはず。

景色が変わるたびに、Aqoursと共に走る"君"が更新されていくのですから。

だからAqoursを好きになったあなたと出会えたんですから。

 

過去にはいられないかもしれないけど、今はなんどだって更新していけるから。

東京ドームを超えて、またなんか始まる時はみんな一緒に。

 

今を重ねて、明日へ向かおう。

 

追記

 

今回の記事は2人の友人との共同企画となっております

note.com

ynhk.hatenablog.com

 

今回の記事にはこの友人達と一緒にいた日々があったからこそ、「10人目」という言葉に改めて向き合うことが出来ました。

大切な友人であると共に、Aqoursを追いかける仲間と一緒に、あの場所で各々が持つ約束を果たしに行けるのが嬉しいです。